自分の内なるエネルギーに従って成長を味わう世界を作りたい
目標思考とプロセス思考の統合
人の内面から湧き上がるエネルギーは、無理なく続き、自然とその人の成長を支える力となります。私がトレーナーとしてキャリアを始めた頃は、「成功」や「達成感」といった外的な結果に焦点を当てていました。しかし、今ではその結果を生み出すプロセスそのものの豊かさに目を向けるようになりました。プロセスという"今"を生きることが、そのままマインドフルネスの実践につながることを実感しています。また、成長の過程で感じる喜びや、体験そのものが持つ価値の深さも日々味わっています。
内側から湧き出るエネルギーの源泉
外側へ向かう「成果」「向上」「目標」によるエネルギーと、内側から湧き出るエネルギー。その両者を統合させることこそが、本当に大切なことだと考えています。しかし、内側から湧き出るエネルギーを後押ししてくれる環境や、それを励ましてくれる仲間に巡り合う機会は、多くないのが現状ではないでしょうか。むしろ、外側の期待に適応するために、自分の内なる声に蓋をする方向へと進んでしまう環境の方が一般的かもしれません。
2種類の成長欲求
私は幼い頃、兄の姿を見て「自分もこうなりたい」「もっとできるようになりたい」と憧れていました。その気持ちは大人になっても変わらず、成長を求めてさまざまな挑戦を続けてきました。しかし、「成長」という言葉を追い求めるあまり、心身のバランスを崩しかけた経験もあります。
子どもの頃の純粋な「内から発する成長」と、大人になってからの「社会に適応するための成長」には、決定的な違いがあることに気づきました。社会に適応し、他者の期待に応えることは、客観的に自分を評価し、成長を促すために必要な要素でもあります。しかし、それが過剰になると心身に負荷がかかり、不調を引き起こす原因になる場合もあります。 だからこそ、私は誰もが自分のペースで、内なるエネルギーに従って成長できる世界を目指したいと考えています。 よりよく生きることをNavigate
Navigateのアプローチは、外部からの圧力や競争に振り回されることなく、一人ひとりのペースと心地よさを大切にしながら成長をサポートします。そのため、私たちは目標の達成だけでなく、そのプロセス自体を重視しています。目標に向かう過程で得られる喜びや、一つひとつの達成感を大切にすること。それこそが、Navigateが提案する「よりよく生きる」ための道です。千差万別のペースや心地よさを尊重しながら、無理なく自然体で成長していける場を提供したいと願っています。
Navigate 代表 早田 航
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Navigateが大切にする考え方
Navigateでは下記3つの指標を用いて、場やプログラムを提供致します。
Navigate Pathway
場のテーマ。健全な成長へのステップを表します。 Navigate Foundation 場のテーマを支える土台となる考え方。良質な場を用意するための重要因子。 Flow Awareness その場に流れる風。気づきのきっかけが生まれるものとしての、場の流れ。 以下、それぞれの詳細を解説します。
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Navigate Pathway
ナビゲート・パスウェイ
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"Navigate Pathway"は、「場のテーマ」です。気づき・見つめ直し・共感が生まれる「場の意図」を表します。「目標志向の思考」に加えて、「意図を持った探求」へと舵を切ることで、自身の内なる感覚に耳を傾け、より深い自己理解のきっかけが発露します。物理的な身体に注力する領域から、意識や心の領域へ、数字が大きくなるごとに世界が広がります。パーソナルセッションの場合は、両者の間で合意を得て場の選択を行います。
Navigate Pathway
具体的なプログラムとの関係性
それぞれがプログラムに対応しており、例えば101はグループトレーニングのエントリークラスとなる「Navigate Class 101」、201はアドバンスクラスの「Navigate Class 201」、251はアニマルフロークラスの「Navigate Class 251」などに対応します。そして数字に紐づく文章は、場のテーマを表します。
共通の意図を持ち、そこに明確に名前を与え、意識化することで、私たちのエネルギーは力強く組織化されることになると考えています。そして、それらは"他者と共に"存在し合うことでより調和的に共鳴し合えます。
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Navigate Foundation
ナビゲート・ファウンデイション
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Navigate Foundationは、場のテーマが十全に機能するために必要な「健全な関係性」を体現するための約束ごとです。この土台(Foundations)が背景にあることで、参加者がより安心してその人らしく前進できるような場づくりとなります。
1. WELCOME – ありのままを受け入れる
Navigateでは、迎え入れるすべての人をかけがえのない存在として歓迎します。身体や心、思考の全てを含め、そのままの「あなた」を大切に受け入れる場です。 2. MUTUAL SUPPORT AND COOPERATION – 共に支え合う Navigateでは、一方的な指示型の関わりではなく、互いが尊重し合い、励まし合う関係性を重視します。この場では比較も評価も必要ありません。共に成長する喜びを分かち合いましょう。 3. CHOICE – 自分を感じて自由に選ぶ こちらがインビテーション(招待/提案)したものに対して、すべての選択はあなたの中にあります。あらゆる選択・決断の中で、あなたが自分自身を感じ取り、選ぶ自由を大切にします。当然、「いいえ」「まだわからない」といった選択肢も歓迎されます。 4. PAUSE – 自分のペースを大事にする Navigateでは、体験や思いを一つひとつ味わうために、お一人おひとりのペースを尊重します。心と身体の調和を整えるための「間」を味わうことを大切にし、そこから広がる「スペース」を感じ取っていきましょう。 5. SELF CARE – 自分自身をケアする Navigateでは、自身の心と身体の声に耳を傾けることを推奨します。セルフケアは対面している相手に、あるいはグループ全体の健康を支える重要な柱であり、自分を見つめることが真の変化をもたらす鍵となります。 6. SILINT CONNECTION – 静けさの中でのつながり 時に、静けさの中でこそ深いつながりを感じられる瞬間があります。言葉を介さずとも、自分自身や他者、そして場そのものと響き合う体験を大切にします。その静寂が、私たちの感覚を研ぎ澄まし、より深い共鳴と没入を可能にします。 7. TOUCH AND ATTENTION – 触れることへの丁寧な意識 心身の境界線を尊重し、注意深く触れることを大切にします。触れることや触れられることには選択肢があり、その選択を通じてお互いの意識とつながりが深まります。 8. CONFIDENTIALITY – 信頼を守る Navigateでは、個々の体験や話を尊重し、必要に応じて許可を得た上で共有します。すべての瞬間がその人にとって大切なものであることを理解し、信頼を築く場を提供します。 |
これらはレイ・カステリーノ氏が開発した「ウーム・サラウンド」プロセスワークショップにて用いられている8つの原則を参考にしています。代表早田がワークショップで体感した「真に安心できる場」を、Navigateとして再構築したものです。ワークショップ詳細についてはこちら。
Navigateでは、安心感と調和の中で、自分らしさを見つけ、自己実現/自己超越への一歩を踏み出すためのサポートを大切にしています。 |