私は今、子どもたちの林間学校のようなもののお手伝いに来ています。そこでは海に行ってひたすら遊び、貝をとっては家に持って帰って食べ、夜はBBQをしてその後に焚き火をするといった生活をしています。
海の美しさは言葉そのままにエメラルドグリーンであり、水深3mくらいであればすっかりそのまま海底が見えるほどです。都内から訪れる子どもたちがほとんどですので、ここまでの海の透明度を見ることは少ないようで、もう大はしゃぎです。 昨晩は台風の影響で帰宅を早めるかもしれないというところから一転、逆に滞在を一日長くして飛行機の便にも影響が出ないようにしようということが決まって、またまた子どもたちは大興奮で、夜寝る時間も遅く、今日はなかなか寝室から降りてきません。寝室といっても雑魚寝なんですけどね。 子どもたちは毎日全身をくまなく使い切るかのごとく心身ともにエネルギーを空っぽにして寝ていきます。それはそれは気持ちがいいほどに使い果たしていきます。一方、大人たちは、どうやってこの子たちの体力をゼロにして寝せるかを考えます。子どもたちはまさに”全部”を使って泥のように寝ていくのですが、そこで私はある、見習いたいことがありました。 -与えられたものを全て使うということ- 日中の子どもたちは本当に、本当に、大自然の中で”自由”に遊び回ります。海では、どうやったらすばしっこい魚を捕まえられるかと「頭」を働かせ、友達と協力して岩場に追い込んでみたり、網の持ち方を変えたり罠を仕掛けてみたりして「手」を動かします。 また、網の数は限られているので、自分が長いこと使っていると友達にも交代で貸してあげないといけません。そろそろ◯◯ちゃんも使いたい頃かな?と相手の気持ちになって(胸/ハートが動いて)網を渡します。 他にも、昼間は気持ちを奮い立たせて潮が引いた堤防から大ジャンプをしてみたり、夜はキャンプファイヤーの中の火を走ってくぐり抜けるなど、[やってみたいかも]と思った好奇心に素直になっていきます。 そしてそれを行った後は「やったあ!できた!」と最っ高の笑顔を見せます。この時「ああ、やってよかった」と心で感じると同時に「体(肚)」まで体験が刻まれているのだろうと思います。気持ちは体に宿り(残り)ますからね。 つまり「この人たち、全部使っているな」と感じるのです。それは「頭」と「手」と「足」と「胸」と「肚(ハラ)」を動かしているなあと感じます。日々、学校と習い事が多くの時間を占めている中、そんな生活から一変、な~~んにもない国境離島にひょいっと上陸すると全てが変わります。「場が変わる/“足”を運ぶ」とは、思考も体力も好奇心もエネルギーも全部変わるのだなあと教えてもらいました。 日々、頭ばかり動かしているのでは決して得ることができない経験をさせてもらっています。残りの日数、こちらも全部使ってみることを目指していこうと思います! 余談ですが、九州本土、とくに南部が台風接近に伴う警戒を持つ中(8/28今朝現在)、壱岐はその所在地からしても、いつもの晴天と何ら変わらないのほほんとした天気でした。ですが、この島に長く住んでいる人曰く、今日の天気はいつもと違うと言います。いつもより涼しいとか、雲の形が違うとか、こちらとしてはそうかなあといったことでも敏感に察知するできているのです。 目を養うだとか、直感を磨くとか、自然との調和を図るとか...そういったことにも意識が向いてきた壱岐島の日々です。 そして最後に、今回のこの台風、どうかご安全に。 2024/08/28, 早田 『2024年9月16日』グループトレーニングスタート! パーソナルトレーニングスタジオ ナビゲートが行う「週に1回60分」のグループトレーニングがいよいよスタートします! 詳細や予約はフォームからどうぞ。 |
Author Wataru Soda Archives
12月 2024
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