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みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。 今回は、ダイエットについて記事を書いてみようと思います。何度も聞いた話かと思いがちですが、私自身、いまだにその面白さに取り憑かれています。その理由は、もう10数年ダイエットに関わっていますが、結果を出す人/いつの間にか出せている人(悩んでいない人)は必ず、どんな人でも、成功の方法はたった一つだけだからです。 今日はそんなダイエットの真髄についてみていきたいと思います。 「太るのは簡単、痩せるのは難しい」…それって本当?私の実感は少し違います。痩せることは“特別に頑張る”というより、毎日の小さな場面で「選べる」回数を増やしていくこと。それだけでも、体は静かに変わっていきます。どういうことでしょう?順を追って見ていきます。 つい選びがちなパターン、誰にでもあります
代謝より摂取が多い状態が続くと体重は増えやすくなります。ただ、上のパターンは「ダメなこと」ではありません。そうなりやすい理由がちゃんとあるだけ。だからこそ、全部を変えようとしない。まずはどこか一つを“選び直す”ところから始めてみましょう。 痩せる方法は一つ。「選べること」を増やすダイエットは我慢の大会では続きません。 “お腹が空いたら食べる/満ちたらやめる/どれをどれくらい食べるか”を、その場で落ち着いて選べる。 この選択筋(Choice Muscle)を少しずつ育てるイメージです。この目に見えない筋肉が養われていくと私たちは体重増の沼から抜け出すことができます。 ナビゲートに通われるある方の直近約5週間の記録では、70kg → 65kg(6/21 → 7/27)へ。 「空腹で耐える」のではなく、“満たされても減る”を体で確かめていきました。この方と共に学べたコツを、簡潔にまとめてみます。 「選択筋」を育てる小さなコツ(10こ)①毎日“測る”は、静かなコンパス 朝と帰宅後に体重計へ。減っていたら「この調子♪」、変わらなければ「作戦を少し見直そう..」。 3週間同じならギアを一段だけ上げる。こんなMyルールを一緒に設定しました。 ②先に整えると、選びやすくなる(環境設計) 玄米・納豆・豆腐・魚・野菜など、家に“選べる食材”を置いておく。 「ないから仕方なく他のもの..」が減ると、それだけで前に進みやすいです。 ③“満たしながら整える”食べ方 朝:玄米パン+果物+ヨーグルト(+ナッツ) 昼:そば+ゆで卵+オクラ+焼き芋+サラダ 夜:玄米+味噌汁+発酵食品(納豆・キムチ)+鶏 or 魚+きのこ これは一例でしたが、この方(Aさん)は驚いたことがあったといいます。それは、「食べても減る」という事実に衝撃を受けたようです。 ④たんぱく質の“入れ替え”で満足感キープ ささみ一辺倒にならず、魚を週3回取り入れてみる。満足感はそのまま、飽きずに続きます。 ⑤小腹対策は“用意が9割” 干し芋、茎わかめ、きなこ大豆など、家にある中から選ぶ方式に。 「買いに行ってから選ぶ」より、うんとブレにくくなります。というか置かないということが大事!買い物の時点でダイエットの成功は決まっている.. ⑥人間関係も大切にする“静かなYES/NO” 職場のお菓子は受け取り、あとでいただく!これはこの方が編み出した必殺技です。私も他の方にもお伝えしようと唸りました。手土産は友達や家族へ、自分は控えると。我慢というより、関係を壊さない選び方を身につける感覚です。お見事の戦法でしたねえ。 ⑦“合図”を決めて、流れをつくる 歯磨き=今日はここまでのしるし。 入浴→食事→少し動くの順番を固定。迷わないということが脳のエネルギーの消耗を抑えます。「消耗→ご褒美」の沼から脱出せよ!笑 ⑧動きは“きつくない×こまめに” 大臀筋・ももうら・ふくらはぎ・胸のストレッチ、コア、壁スクワット20→30回、ちょっとハードなエクササイズは週2回。 「無理なく続く」強度が、一番の近道です。 ⑨ゆらぎを知って、安心する 生理前などの増減はよくあること。知っていれば、焦らなくて大丈夫。 ⑩一言の合言葉で、未来の自分とつながる 「モデルだったら何を選ぶ?」「私の軽やかさを選ぶ」。 カレンダーに“54kg”と書いておくのも、やさしい背中押しになります。 気づいて、見つめて、ととのえるいかがでしたでしょうか?いつもの流れ、パターン、癖に気づいてそこに向き合うことがダイエットを超ナチュラルに成功させるシンプルかつパワフルな方法です。とはいうものの、自分の当たり前を人にシェアすることはそう簡単なことではありません。お話いただけてありがたい限りです。 最後に。 痩せる方法は、たったひとつ。選べる場面を、毎日すこし増やすこと。 それは体重だけでなく、睡眠や仕事の集中、人間関係にも、静かにいい影響が広がっていくのではないでしょうか?ナビゲートでは、「CHOICE – 自分を感じて自由に選ぶ」という形で会社の憲法ともいうべき項目に掲載しています。 今日できること(どれか一つで十分!)
“選択筋”を1日1回。 その積み重ねが、あなたの明日を軽くしていきます。 最後までお読みいただきありがとうございました。 Navigate 早田 ナビゲートが提案するダイエットプログラム3選
今回は、とても面白いサイトを教えてもらったのでご紹介させてください。 それはニュージーランドの【Open Flourishing】というプロジェクトが公開している、人間の“繁栄(flourishing)”や“幸福”に関する概念を地図のように可視化したマップです。 “幸せ”って、どうやってできているの? 私たちは日々、トレーニングやリラックスの時間、食事や人間関係を通じて「よりよく生きる」ことを目指していますよね。それは極々自然に。 でも、「よりよく」って、何をもってそう言えるのでしょうか?なんとなく感じるところを、なんとなくのままにしても良さそうですが、それが可視化できると聞けば、ついつい反応してしまいませんか(笑)? このマップは、そんな問いに答えるためのヒントをくれるように感じました。私は昨年に、新たな肩書きとしてフィジカルトレーナーに加えて、ウェルネスファシリテーターとしても名乗るようになりました。その肩書きに変わっている移行期の最中、この面白い話を妻から教えてもらったのです。 フローリッシング・マップとは?Open Flourishingが提供するこのマップは、人間の幸福・成長・調和に関する多様な概念同士のつながりを、ノード(点)とエッジ(線)で視覚的に示したインタラクティブな図です。 たとえばこんな言葉が並んでいます
私が一番おもしろいと思ったこと マップの中で、もっとも結節点(ハブ)としてインパクトが大きかったノードが2つありました。 それが、
つまり、「身体を整えること」と「人とつながること」は、幸福や繁栄において中心的な役割を果たしているということ。 この気づきには、「おおおおおお!!!」唸ってしまうと同時に、「やっぱりそうだよな」と想い、今の自分の仕事の意義深さを噛み締めました。そうだと思ってこの仕事を始めたわけではないけれど、そうなっていたと思えることの充実感。そして、妻美咲が何よりも関係性を大切にして生きてきていると思うと、二人でウェルビーイングへの旅に出かけているようで思わず笑っちゃいました。また、Navigateでお伝えしていることとも重なっていて、少しうれしくなりました。 このマップのすごいところもう幸せを体現している取り組みにも思えるのですが、これは自由に編集・追加ができるオープンツールで、世界中の研究者や実践者が協働で育てていて、データも無料公開されているのです。 また、こういった概念的なものは視覚的にエモーショナルな部分にうったえかけられると、響いちゃいませんか?とても美しく、眺めているだけでも気づきがたくさん得られます。 まだ私は見始めたばかりですが、このマップはこんなときに役立ちそうではないでしょうか?
ひとつ前のブログ(「手段・目標・目的・意図の4つのレイヤーを揃える」)の中でも触れていましたが、その自分にとってのレイヤーを探し出すときの気づきをもらえそうです。 Flourishing Mapは、"よりよく生きる"ための概念や価値観を、まるで星座のように可視化してくれるツールですね。 ふとしたときにこのマップを開いてみて、 「自分はいま、どの価値を大切にしているだろう?」 「どんな方向に広がっていきたいだろう?」 そんな問いを自分に投げかけてみるのもおすすめです。 もし興味が湧いた方は、ぜひ一度、マップを眺めてみてくださいね。 もしかしたら、あなたの中に眠っていた“根っこの意図”が、そっと浮かび上がってくるかもしれません。 それでは、今日も!素敵な一日を! Navigate 早田 みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。 今日はトレーニングや日常の行動を「続ける力」に変えてくれる”4つのレイヤー(層)”についてお話しします。そのレイヤーとは「手段・目標・目的・意図」。 この4つのレイヤーが明確になると、行動へのエネルギーが"漏れなく"整いますし、今これができていなかったとしても、これから頭の中にこの発想が根付いていくと、常に気持ちも体もモチベートされた状態で運動が継続していけることになります。 ではここで、スクワットという例を挙げて、ここに込める意味を4つの段階で立体的に設計してみましょう。 1. フォーカスベクトルとは? 私たちが何かを「やり続けたい」と思ったとき、背中を押してくれるのは”理由”です。さらに言えば”意味”です。フォーカスベクトルとは、その理由を4層構造で整えた”思考の縦軸”です。ピラミッドや地層のように4層構造になっているということですね。
この縦軸が揃うと、行動エネルギーが途切れにくくなります。 2. レイヤーを一つずつ見てみよう ♦︎手段 | やり方の道具箱 一言で言えば: どのツールや方法を使う? スクワット例: 足幅、深さ、回数、負荷、補助のバンドを使うなど、すべて「道具箱」から取り出す選択肢。 チェック質問: 「今の自分のやり方はどれ?」 これは状況によって、道具を入れ替えるように自由に選んでいいものですね。 ♦︎目標 | 道中の”道標” 一言で言えば: どこまでいく?いつまでに? スクワット例: 「週2回×8週間続ける」「10回×3セットできるように」「しゃがみ深さを膝下まで」。 チェック質問: 「カレンダーに書ける?数字で言える?」 ここでのポイントは、短いゴールと長いゴールと2つ用意しておくといいですね。小さく区切ると”できた!”が増えて楽しいですよ。 ♦︎目的 | 人生を描く”地図” 一言で言えば: それができると、どんな生活が広がる? スクワット例:「旅先で重い荷物も平気」「階段で息切れしない」「仕事を力強く続けることができる」 チェック質問: 「スクワットができることで“誰と・どこで・何ができる”?それはどんな気持ちになれる?」 その目的地に到着した時に、感情的に満たされると思える目的がGOODですね。 ♦︎意図 | 身体の奥にある”光” 一言で言えば: 私はどんな在り方を大事にしたい? スクワット例: 「自分の好奇心に身体が追いつく人生でいたい」「自立して動ける自由を守り、自分なりのプライドを持っていきたい」。 チェック質問: 「この行動は、私が大切にしたい生き方とつながっているかな?」 この意図は、見つからなくても気に悩む必要はありません。この意図がなかったとしても、その続いている行動があればそれはおそらくすでにもうあるのです。無理に言葉にする必要もない上に、その時は”無意図”でもOK。手段・目標・目的が揃ってくると、自然と立ち上がってくる意図こそ価値がある場合も。 3. 実践ワーク:あなたのフォーカスベクトルを描いてみよう ✦ 紙に縦線を引くだけ 上から順に、以下の4つのレイヤーを書き出します: 【意図(Intention)】 【目的(Purpose)】 【目標(Goal)】 【手段(Means)】 すぐに書けなくても大丈夫!迷った方は次のヒントを参考にしてみてくださいね。 4. ヒント:迷ったら「なぜ?」を3回くり返す
たとえば…
さて、いかがでしたでしょうか?このワークは実際にNavigateで採用している方法で、この縦のラインが光の線のように透き通って真っ直ぐにのびると、私たちは内側から溢れる想いを燃料に動き出せることができます。自分の価値観と運動を結びつけて行うことは、多くの人にとって新鮮に受け止めてもらえるようです。 みなさんも、子供のように”なぜなぜ問答”を繰り返して、自分が運動する理由の根っこを見つけてみてはいかがでしょうか?なぜなぜの果てに、意図を見つけ、そこに明確に名前を与え、意識化すると、私たちのエネルギーは力強くまとまりあるものになることがあります。 そして、それらは”誰かと共有する"ことでより勇気づけられながら共鳴し合えます♪ それでは、今日も素敵な一日を! Navigate 早田 このイベント自体はNavigate代表 早田が監修した動画コンテンツ「身体とウェルビーイング」のリリース記念セミナーではあったのですが、この動画コンテンツの内容というよりも、身体がビジネスパーソンにとってどのように重要なのかという点を探索していく時間となりました。
豪華すぎる登壇者の皆さま 今回、ご一緒させていただいたのは ・知性発達学者: 加藤洋平さん ・株式会社チームボックス代表取締役: 中竹竜二さん ・株式会社アントレプレナーファクトリー代表: 嶋内秀之さん 錚々たるメンバーにセミナー前から心臓を3個使い果たすくらい緊張していましたが、みなさんが場を和ませてくださったおかげで私もその時間を楽しむことができました。 中竹竜二さんの“究極のフィジカルトレーニング” 中竹さんからは、日々実践されている洗練されたストレングストレーニングメニューをご紹介いただきました。 さすが、日本オリンピック委員会のサービスマネージャーとして、全競技の指導者育成を担っている方。徹底された日々の鍛錬には圧倒されました。 そのトレーニングメニューは、高強度インターバルトレーニング(HIIT)を中心に構成されており、まさに“究極”。とはいえ、中竹さんは「最初の一歩として、たった一回でもいいから、毎日続けること」を勧められており、視聴者にとって非常に勇気づけられる言葉だったと思います。 トレーニングの鍵は「目的」にある そして何より、大事だと感じた点は、そのトレーニングを行う”目的”をはっきりとすることでした。 どう考えても中竹さんの日々の業務は激務中の激務。激務の中で心身を保ち、前進し続けるために、身体は“整っている”だけでなく、“進化している”必要がある。今でもフリーウェイの重量を更新しているとは….ぐうぅう流石すぎます。その姿勢に、私も深く心を打たれました。 情報の海を泳ぎきるには また、繰り返しの話にはなりますが、トレーニングやコンディショニングに関する情報は海のように膨大です。だからこそ、それらをどう扱うかは”目的次第”。大量で多様なデータから”判断”できるのはその目的への意識の熱量にあるのだと感じました(中竹さんの著書の中にもそれと近しい表現がなされていました)。そもそも、オリンピックの中枢にいる方です。日本のみならず世界中から膨大な(しかも最先端)情報に触れている人が行き着いているメニュー..これはもう理論と実践の極みでしょう。 加藤洋平さんの“修行としての身体” 現在オランダのフローニンゲンで”量子唯識観念論”を研究されている”実務家”兼”学者”である加藤洋平さんも、並々ならぬトレーニングメニューをこなされている方です。日々の身体のコンディショニングだけではなく、もう何年もジムに通っては黙々とワークアウトに励んでいらっしゃる様子を知っています。さらに、毎日毎日毎日、書と向き合い、自らの言葉に代謝し直して文字を紡ぎ出し、論文を読んではまたまとめ直すという僧侶のようなハードワークをされている方。そんな方が身体の重要性を同じ目線に降りてきて語ってくださったことはとても嬉しく、同時に心強い存在でした。 サウナで見た“哲学者ブルース・リー” ちょっと余談ですが、私も縁あってオランダに赴いた際、加藤さんと一緒にサウナに入ったのですが、その肉体は哲学者ブルースリーのように肉肉しい張り感と削ぎ落とされた身体で思わず目を見開きました。学者ってこんなに身体鍛えるんだっけ??と本当に時間が止まったことを記憶しています。 普段のトレーニング内容も多少は承知の上なのですが、この方は研究だけではなく身体の鍛錬まで余念がないのかと脱帽しました。さらに、食実践においても規律と節制のど真ん中に生きておられ、修行されているんだなとこれまた圧巻されました。 そんな方がみずからのワークアウトは一切話さず、場をファシリテートしてくださったことも、終わってみて改めて考えると大変ご配慮をしていただいたのだと感謝の念が湧いてきました。 あのまま、トレーニングメニューだけで盛り上がり続けたら、これまで運動をあまり縁がなかった視聴者の方を置いてけぼりにしてしまいそうでしたから..。 自分に火がついた瞬間 さて…そんな仕事に、身体に日々の実践において”無双”されている方々との時間、最高にエキサイティングでした。私自身が最も触発されたことは、やはり、より強くなりたいということです。 最後の最後に子供のような発言ですが(笑)鍛えることの楽しさ、肉体を持っている幸福感、そんなことを意図せず思い出させてくれる経験でした。 Body-Mind Readingへの関心の高まり 最後の最後に話をさせてもらったBody-Mind Readingについては、会の後も何人もの方からその連絡をいただけたことは最高に嬉しく思っています。これからお一人ずつお返事をさせていただきます。 感謝をこめて 最後に、ご登壇いただきましたお三方、そして、サポートに徹してくださったアントレプレナーファクトリーの皆さん、そして、貴重な時間を捻出して会にご参加いただいた皆様、心からありがとうございました。 またどこかでお会いできることを楽しみにしています。 株式会社ナインウェーブズ スタジオナビゲート代表 早田 航 |
Author Wataru Soda Archives
10月 2025
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