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2026年11月2日/コラム/氣功・パーソナルトレーニング

氣功とパーソナルトレーニング

ちょっと早起きをした朝、生後2ヶ月半になる娘をソファで抱っこしながら、妻がつくってくれていたバナナケーキとコンロに火をかけて抽出できるエスプレッソを飲みながら、本を読んでいました。内容があんまり入ってこなくなったので、読書をやめてボーッとしていると、昨日スタジオでトレーニングにこられていた方との会話を思い出しました。

1Fカフェあわいのカウンターに今月開催される氣功ワークショップのチラシをおいていたこともあり、それにまつわる話でした。その方から「氣功とトレーニングってどう違うのですか?」と質問を受けました。その時は、「違い?ですか。ん〜きっと全っく違うものですけど、共通するところもあるんですかねえ」と、なんともざっくりな回答しかできなくて、お互いに「なんなんでしょうね..」と言いながらスタジオを後にしていかれた。それから私もしばし考えることに。

調べてみると、氣功の源流は、古代中国の養生法にあるといいます。
養生とは、日々の暮らしの中で、身体をいたわり、健康を保つための工夫です。何を食べるか、どう休むか、どのように身体を動かすか。そうした暮らし方全体に関わる考え方です。
その中で、身体を伸ばしたり動かしたりする「導引」や、息の吐き方・吸い方を工夫する「吐納(とのう)」などが育まれてきました。これらが、氣功につながる実践です。

実際に、氣功インストラクターの佐藤麻衣さんから教えてもらったスパイラルパームという動作を行うと、これがまあ、効く効く。騎馬だちと言われる、馬にまたがるような姿勢をとり、片手は天に、片手は地にそれぞれ手のひらを向けて上と下の押し合い。その動きの起点となる背骨が普段あまり経験しないような刺激を受けている。ゆるやかに捻りながら、背骨の椎骨が一つひとつスペースを広げるように引き離されているような。さらにそこに呼吸を迎えると、身体の内側から圧が高まるような張力が生まれ、表面だけでなく、身体の深層からも押し広げられるように伸びていく刺激が入りました。

(不覚にも、翌日うっすらと背中周りが筋肉痛になりました。)

氣功はその起源を四千〜五千年前の舞踊などに求める説もあります。はっきりとした始まりを一つに定めることは難しいようですが、少なくとも二千年以上前には、身体の動きや呼吸を健康に役立てようとする実践が記録されています。

一方、トレーニングの歴史として有名なのが、古代ギリシアのレスリング選手?ミロの話です。紀元前6世紀に活躍したミロは、子牛を毎日担いでいたそうです。子牛が成長して重くなるにつれて、ミロの力も強くなり、やがて大きな牛まで担げるようになったという逸話があります。身体の成長に合わせて、少しずつ負荷を増やすという過負荷の原則や、漸進性の原則の萌芽を感じられます。

さて、ちょろっと調べてみただけですが、今改めてスパイラルパームの体験を振り返ってみても、やっぱり違う(笑)それも全然に。

これは動きの組み合わせなのか、呼吸の重ね方(特にタイミング)なのか、普段とは違うモードになっているから身体が受け取る情報が変わるのか?

氣功とトレーニングの違いを考えていたら、いつの間にか、氣功そのものよりもトレーニングに対する視線がひとつ増えたような気がしてきます。お互いの輪郭や棲み分けが明瞭になると言う感じでしょうか。

さ〜てさて、今月の氣功ワークショップの副題は「まだ出会ったことのない身体感覚」です。
佐藤麻衣さんご自身が選ばれた言葉。(えええ〜何それ〜気になる〜!)

「氣功って、どんなものなんだろう」という方も、その好奇心を持って、一緒に体験していただけたら嬉しいです。

氣功ワークショップの詳細・お申込みはこちら
→スパイラルパームの解説動画もありますよ!

2026/11/02, Oita

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