今朝も最高の朝食だった。
朝食会場は、フロント横に2手に分かれており真ん中にコーヒーメーカーやフレッシュジュースが並んでいる。 今日のテーブルはどこにしようかと悩んでいたが、夢の中にでてきた窓際の席に腰を下ろした。 そこからはちょうど外を眺めることができ、雰囲気も良い。オレンジジュースを2日続けて飲んでいたので、キャロットジュールをグラスに注ぎテーブルに置いた。大きな丸い皿に、何を取り入れようか考えていたが、今回はライ麦パンを自分の好みの厚さにスライスし、トマトときゅうり、スライスチーズをサンドしてみた。そこで、昨日食べたチーズとは違うものをチョイスしていることを思い直し、きっとこれは、機能食べたものとは、比較的塩味が弱いだろうと思い、薄くスライスされて綺麗にロールされている生ハムもメンバーに加えることにした。生ハムに塩味が効いていることを予想したのだ。とはいえ、このロールの塊がそのまま口の中にくることを思うとちょっとインパクトが強いと察知し、手で広げることにした。それをもう一度二重にたたみ、2枚を重ねた。 朝食にヨーグルトは欠かせないが、中でもクルミとナッツを砕いて入れるとなお最高だ。そこに少しのハチミツを垂らしてみる。Netflixの「デヴィットベッカム」をみてもっぱらはちみつにはまっている。そこには冒頭シーンでベッカムがはちみつを作っている場面が出てくるのだが、それを見て以来、こっちにきてからは朝食では毎回とっている。とはいえ、その映像を見ていなかったとしても、目の前にあったら、毎回選んでいるかもしれないが。 最後にたまご類をゆでたまごかスクランブルエッグにしようか考えていた。ゆでたまごはこの旅でも何度か続いていたので、スクランブルエッグを採用し、そこに、別の種類のチーズを手で細かくちぎって暖かいスクランブルエッグによってチーズが溶けてくれることを期待した。 ようやく席に戻り、朝食をとりはじめた。サンドは想像よりも美味しく、単品で食べるよりもなぜサンドになると美味いと感じるのか不思議に思いながらむしゃむしゃと食べた。チーズの塩味は控えめで香りは強く、食感も程よい柔らかさがあって、パンの硬さともマッチしている。トマトの酸味も、チーズでこってりとした感じのところにいいサブ的役割を発揮している。そして、さすがは生ハム。噛み切りやすくもきちんと味の主張があってよろしい。 オレンジジュースよりもキャロットジュースを選んだことがより食事全体のバランスをとってくれた。するすると飲みやすく食事の味に集中させてくれる。 だが、残念だったことにスクランブルエッグとチーズがどうもピンとこない感じであった。まあ、美味しいことは美味しいという程度であって、半分くらい食べ進めていた。そこで忘れていたことが。ここにはブラックペッパーをちらすのであった!あっと思い卓上にあるそれを手に取り、ごりごりと回すと砕いた後の新鮮な香りがテーブルに漂った。スプーンで大胆にすくって食べると、美味し過ぎて倒れた(比喩ね)。 この食べ方は、今回の旅でご一緒させてもらった加藤先生に教わったことだ。さすがはオランダ歴9年のベテランチーズマスター。教わることは豊かなことだと思い、感謝をし、ダブルエスプレッソを手に取り、自分の部屋に戻った。 現在: Groningen |
Author Wataru Soda Archives
9月 2024
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