みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。
先週末の3月30日(土)10:30~「ストレッチ&ウェルネス ワークショップ」が開催されました。2時間にわたる会全体の流れとしましては、まずはじめに、この会に参加しようと思ったきっかけをお聞きし、普段のお身体の悩みや、叶えたい目標などをヒアリングしたのちに、上半身と下半身に分かれたストレッチパートへと早速入っていきました。途中、コーヒーブレイクを挟みながら、食事や運動の継続方法、さらには今の関心ごとまで、みなさんとの間で話に花が咲き、とても和やかな雰囲気に包まれていました。みんなで身体を動かしていると、心もほぐれ楽しい会話も生まれるのだと気が付きました。よく言われることかもしれませんが、カラダとココロが繋がっていますね。改めて感じました。 さて、話が盛り上がり過ぎて、ついつい本編の内容に割く時間がタイトになってきたこともありましたが、それでも、今後も運動を(特にストレッチから)継続していきたいです!という意思をお聞きできて、この会を開催できたことに私自身が満足をいたしました。もう少し、お一人おひとりの個別のメニューを作成する時間を捻出すればよかったかなと思いましたが、その調整はまた次回のために生かしていきたいと思います。 最後に、「きっとあなたの健康はあなただけのものではない」ということをここに記しておきたいと思います。それは、あなたの笑顔と健康のおかげで周りの方にさらに、幸せが運ばれるのではないかと信じているということです。「健康に生きる=命を輝かせる」ことはあなただけのものではなく、周りの方のためにもなります。一人の人生の輝きが他の方に知らず知らずのうちに影響を及ぼしていると考えることは大袈裟でしょうか?遠く離れた人だとしても、その人が毎日健やかに楽しんで生きていることを想像するだけで、こちらもニコリとしてしまいませんか?「健康はうつる」とでも言っていいかもしれませんね。 さてさて、そんなお一人おひとりの健康のきっかけが、ここナビゲートで生まれ(それはたまたまのことではありますが)それがさらに波紋を立てて周りの方との共鳴が起こる未来を夢想すると、とても暖かな気持ちになります。実際、会の最後には、今後の人生において自分の身体とどう向き合っていくか、などまで話が膨らみました。何事でも、きっかけはほんの些細なことです。その後、それを共に育む場所としても、ナビゲートが関与できれば”ジム冥利”に尽きます。 ということで、ご参加いただいた皆様、この度は貴重なお時間を捻出していただき、本当にありがとうございました。また、今回はタイミングが揃わなかった方々も、またどこかで第二段を開催できればと考えておりますので、その際はよろしくお願いいたします。 きっと次回も、のんびりと、だけどしっかりと?頭と身体に残るストレッチタイムとなるはずです。 皆さまと皆様の周りの方々の健康と幸福をお祈りして。 2024/04/04 Navigate 早田 みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。 唐突なお話になってしまいますが、私は今、ひとときの時間を長崎県の壱岐の島で暮らしています。ここでの生活は自然が身近、というよりも自然そのものであり、風の強さと波の高さなどによっても生活が規定されるほどです。と言いますのも、壱岐ー博多港を繋ぐジェットフォイルでは、海面が荒れると船が出航されず、そうなれば島外に出ることも難しいのです。一方、壱岐ー長崎空港をつなぐ航空路もありますが、こちらも同様に風の強さによって影響を受けやすい状況です。 さて、そんな島での暮らしですが、大分、博多、大阪、東京などでの仕事や勉強、ミーティングに行くためにはそれらの交通手段が欠かせないものとなります。いくら時代がオンラインだったとしてもリアルでの対話や時間の共有、さらには2Dでは感じられない暗黙知のようなものがそこには多くありますので、それらを体感するには、その場への参加が大事なように思います。そういうことで、これまでの人生では手にすることがなかった風速計のアプリをダウンロードして、風の強さと方角に敏感になり、出航されるのかどうかを気にする日々を送っています。 そんな壱岐における食生活は、食材の豊かさは抜群!という形容がふさわしく、旬の野菜と魚のおいしさには感動しっぱなしです。近頃では”つぼみな”という野菜を口にしたのですが、茎の白い色と葉の鮮やかな若い緑色が綺麗で、初春を感じるさわやかな味でした。また、どこのスーパーに出向いても、鮮魚コーナーは朝どれの丸々と太ったアジやサバがずらりと並び賑わっており、それを刺身にしたり、焼いたりと魚好きにはたまらない生活です。 さてさて、話をもう一度戻すと、そうした風や天気などからの制約を受けてしまう生活、と一瞬は感じるものの、そう思うのはただのこちらの都合であって、人間中心に生きてしまったなと反省をするのです。天候による心地よい拘束は、自分を今一度自然に還らせてくれる存在だと感じています。自分でコントロールできると思うことが甚だ勘違いであったと説教をされているようにも思うのです。自然というフィールドに生きている私たちは、やはり自然に即したマインドと行動をもつべきで、その方が人間としても”自然”だと実感しています。 そう思っていた矢先、自室の部屋から見える桜の木からもこれに似たことを教えてもらうことがありました。この木もまた、自然の中に身を置いている一人です。日本では四季があるように、花は咲きたいタイミングで咲くというよりも、待つ時は待ち、咲くべき時に咲いているということを心に刻んでいると思うのです。これを人間に当てはめて考えた時に、年がら年中、夏のような勢いとダイナミックな成長を成し遂げようとすると、それはどこかで無理がくるようにも思いますし、パッとしない成長なのではないかとも感じます。 今、どんな時期に差し掛かっているのか(冬: 冬眠期、春: 開花期、夏: 成長期、秋: 結実期)を考えることは、多くの場面でも大事なポイントのように思えました。 2024/03/06, 長崎県壱岐市 皆様こんにちは。ナビゲートのソウダです。今回、皆様にお知らせしたいことがございます。それは「[初開催!]ストレッチ&ウェルネスワークショップ」の開催決定のご案内です。
このワークショップでは、体に硬さを感じる、日常の心身のストレスから解放されたいという方に向けて、あなたにぴったりなストレッチをお伝えしていきます。ストレスは精神的なものとも思われがちですが、その根幹には肉体としての体の部分も関係しています。日常生活で蓄積された疲労や筋肉の硬さなどのストレスをここで一気に!解き放ち、心身を癒していきます。 担当は代表の早田と、Navigateの認定トレーナーの2名体制で行っていきます。 どのような内容をご提供させていただくかと言いますと、 ◎個別カウンセリングによって、あなたの体の状態やニーズに合わせたストレッチ方法をカウンセリングします。ワークショップで紹介する各ストレッチにおいて、特にどこに重点を置くべきかをお伝えします。 ◎ストレッチセッション: プロの指導のもと、体を柔軟にするための効果的なストレッチ王道8種類+2種を学びます。 ◎リラックス法の指導: ストレスを解消し、心身をリフレッシュするためのリラックス法(筋弛緩法、呼吸法)を習得します。 このワークショップを受けることによって ・ストレッチの原理原則(理論)とその実施方法(実践)を理解できるようになります。 ・全身を網羅する8種類+2種のストレッチを自由自在に使いこなせるようになります。 ・自宅や職場で自分の体を自分で整えることができるようになります。 ・ご家族やご友人に習ったストレッチを伝えて健康をシェアできるようになります。 ・(最後に、修了証書を授与します) このように日常で大いに役に立つノウハウを皆様にご紹介させていただきます。そのどれもが、「初心者対象&体が硬い人向け」に準備されています。私たちの体は私たちが生きている上で一生付き合っていくパートナーです。そんな心と密接な関係にある体を整えておくことに、価値を感じる方はいらっしゃいませんか? さてさて、どんな方にオススメ方いいますと、 ✔︎座り仕事が多く、腰回りと首回りに違和感を感じる方 ✔︎日々のストレスを心身ともに感じているが解消していきたい方 ✔︎自分で自分の体を整えることができるようになりたい ✔︎ストレッチには関心があったが、きちんと習ったことはなかった ✔︎一生使えるストレッチを今のうちに習っておきたい このような方にはぴったりな内容となっています。 それでは、以下、開催詳細についてです。 日時: 2024年3月30日(土)10:30~12:30(途中休憩あり) 場所: 大分市府内町1-6-41 GRC opus funai 5 4A スタジオNavigate 参加費: 7,000円(教材費など全て込み)(早期申し込みで6,000円) 参加人数: 6名(最小施行人数3名) 決済方法: 現地での現金徴収(釣り銭の出ないようにご協力ください) 申込方法: 下記のフォームに必要事項を記載して申し込みください。 早期申し込み特典: 早期申し込み(3/15 23:59まで)での参加費用は6,000円となります。 ご連絡先: official@navigatejpn.com 今月末の3月30日(土)10:30~皆様にお会いできること、心よりお待ち申し上げております。 ご不明点は上記メールアドレスまでお願いいたします。 最後に、どうかご自身の身体の硬さや運動の苦手意識にとらわれることなく、安心してお越しください。どんな取り組みにも、はじめの一歩はあります。私たちがその一歩をサポートさせていただけると、この上ない喜びです。 Navigate 早田 -部分としては正解、を超える包括的アプローチ- インテグラル理論は、ある物事一つ、取り組み一つに対して、全体的な視点から人間や社会の発達を考察するための統合的かつ包括的なフレームワークです。アメリカの意識研究家ケン・ウィルバーによって提唱されたものであり、これは、個人や組織の変容・成長への統合的な見取り図を示してくれます。インテグラル理論はメタ理論とも言われ、この理論は生物学・心理学・哲学・宗教などさまざまな領域の知識を組み合わせており、より包括的な理解と行動プランを提供してくれます。 -四象限- インテグラル理論はメタ理論(それが他の理論やアプローチを包含し、統合する能力を持っている)でもあり、その適用範囲が全体(ひとつの理論全体)の全体(多数の理論の全体の統合)であるがゆえに抽象概念を用いることが多々あり、それを活用するとなるとやや難解さを伴います。そこで、そのインテグラル理論の代表的な問題解決・包括的成長促進のための代表的枠組みを一つご紹介いたします。「四象限」という概念です。 四象限とは、個人と集団の内面と外面を表すひとつの方法です。 ここでは、テーマをトレーニングと設定し、どのようにパーソナルトレーニングの現場でこのインテグラル理論が活用できるかをみていきます。 [木を見て森を見ずにならないために]
例えば、クライアントのある方が、目標をかっちりとイメージされており、そのためのメニューを作成してほしいとオーダーをされるとします。トレーナーもうっかりそのことだけに意識がとられてしまい、言われた通りのことばかりを準備します(左上象限)。しかし、その方のこれまでの運動歴を尋ねることなく(右上象限)、クライアントの方との建設的なコミュニケーションを図ることなく(左下象限)、もしかすると病院にかかっていたかもしれないという事実を取り逃がしてしまっているかもしれません(右下象限)。ここまではトレーナーの目線での活用方法でしたが、クライアント側も一緒にこの理論にのっとって、ご自身のパーソナルトレーニングの進め方の見取り図を準備することができます。 さて、もしかすると、そんな当たり前なことを..と思われた方もいらっしゃるかもしれません。そうなのです。当然ですがその当たり前という基本を抑えるだけで、結果は格段に出やすいのです。どこかに比重が偏りすぎてアンバランスになった時に、継続性とモチベーションが途絶えてしまいます。自分の偏りはなんなのか。自分が考慮していない範囲はなんなのか?それを一目で教えてくれるのがインテグラル理論の四象限です。 さて、ここまでのインテグラル理論のご紹介、いかがでしたでしょうか? 私(早田)自身がこれまでの長い期間、トレーニングのことをトレーニングだけで理解しようとしていたことに気がつき、あえてその領域を飛び出して外からトレーニングという価値と限界を精査することになり、その時に助けられた理論がこのインテグラル理論です。 日本でもさまざまな書籍において、この理論が紹介されていますが、それらの主な活用の場は、企業、組織開発、コーチング業において散見します。今後は、トレーナーなどの対人支援者にも活用の場が増えていくのではないかと思います。 Navigate 早田 みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。一年を通しても最も寒さが厳しくなる時期かと思いますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?ご体調を崩すことなく、温かい環境で日々を送れていることをお祈りしております。
さて、いくら暖冬とはいえ、寒いとつぶやくことがない日はないというほどに、寒くはありませんか?冬だから当然でしょうか。私は、節分前後の日が最も寒い印象を持ちますが、この寒さあってこそ、春の訪れを待つ味わいも深まりますよね。しかしながら、そんな冬に、毎年のように悩まされること...それは「手足の冷え」ではないでしょうか。心臓から最も遠い位置にある部位ですので、温かい血液が遠い箇所まで運ばれることなく、冷め切った状態では届けられてしまい、常に冷たい状態が続くことは辛いですよね。 動けばいいとわかってはいるし、暖房器具を備えればいいことも承知しているし、温かい飲み物などで改善しようとする努力もこれまでいくつもトライしてきましたよね。他にもビタミン剤や漢方など、様々なアプローチを試みた方もいらっしゃるかと思います。 この種のお話は、まさに千差万別でありますので、あの人は合ったみたいだけど、私には合わない。そんなことがよくよくあります。ですので、もし、上記の内容を行ってみたけれども、何の変化もなかった方は、これからお話しすることをまたご自身の実践生活の中に取り入れられてみてください。もしかすると、新たな気づきが起こるかもしれません。その観点はたった1つです。 冷えを改善するためのたった1つの観点 「温めるべき部位は体幹」 さて、冷え対策として代表的な方法として、「足首、手首、首」を温めると聞いたことはありませんでしょうか?末端部分の”首”といわれる部分をあたためることによって、体温が外に逃げないという発想ですね。これは、多くの人も、確かに!と頷けるかと思います。ですが、血液の流れの出発地点は心臓です。この心臓部分が冷え切っていたら、そこから最も遠い位置に血液が送られるときにはもうキンキンに冷たくなってしまっているはずです。お風呂の冷めた湯を、頑張って保温してもあまり意味がないことと同じです。 そこで、まずもって、おさえていただきたいことは、「体幹を温めておくこと」です。心臓はまるで体の”炉”のような存在です。この炉がしっかりと温まっていないと、体の末端に向かう熱い炎も充分な力を持てません。囲炉裏や、暖炉の中心にある炎が元気でなければ、そこから放射される暖かさも弱まりますよね。同じように、私たちの心臓がグラグラと燃えていなければ、全身に送り出される熱も不足してしまい、手先や足先が冷えることにつながります。手足の四肢は、まるで暖炉の周り(離れたところ)にいるようで、心臓から発せられる熱を待ちわびていると言えます。ですので、この中心部を温めること、これが何よりもおすすめです。基本・根本を抑えた上で、他のあらゆる方法も活きてきます。つまり、このベースができた上で、「足首、手首、首を温める」も活きてきます。 特にこの時期、ダウンベストなどは、軽量でありながらも保温性が抜群にいいので、素材を選ぶという視点も忘れてはなりませんね。私も外でのランニングには、これ専用のベストを一枚羽織りますが、これがあるかないかで気温の感じ方が全然異なってくるのです。 さて、以上はデスクワークや自宅にいるときにもおすすめしたいポイントでした。 今日のお話は、「温める」という発想において、基本となる土台部分です。この土台がきちんと定まっていれば、その他のアクションも効果性を発揮してきます。みなさんが、いつもの冬よりもちょっと暖かく、穏やかな生活を送れることを願っております。 それでは、お互いに体調には十分に気をつけながらこの冬を穏やかに過ごしていきましょう。 春の到来を楽しみにしながら、この冬も楽しんでいきたいですね! Navigate 早田 皆様へ いつも、ナビゲートのホームページへお越しいただきましてありがとうございます。 2024年が皆様にとって健康と幸せで溢れる日々となることを、心よりお祈り申し上げます。 本年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今年もNavigateでは運動・食事・睡眠の3大要素を、一人ひとりのお体の状況(さらには仕事、私生活まで)とニーズ(目標)に合わせたものとして提供していきたいと思っております。 世の中に溢れる情報は正しいものも多いのですが、それがあなたの体に合うのか?さらに、あなたの願いと合致するのかどうかは精査する必要があります。世界中で誰かのことを思って日々研究をしている人たちの素晴らしい情報と叡智を、私が皆様への"橋渡し"として機能していければと思っております。その方々の知識と想いを皆様へ繋げて、その橋の渡った先にある、あなただけの新しい景色を存分に味わって頂けることとなれば、それは私にとってもトレーナー冥利に尽きます。橋はかかるだけではなく、わたってもらってこそ価値があります。ですので、渡ってみたいと思ってもらえるような橋であるためにも、私も日々精進して参ります。 (さて、昨年末にこれからの向こう3年間を活動していけるための資格も更新しました) 皆様をお出迎えする準備もバッチリです! 余談ですが、私は長崎県出身の身でもありますので、長崎では有名な「眼鏡橋」(東京:日本橋、山口:錦帯橋と並ぶ日本三名橋!)のように、土台が安定した、見た目も美しい?橋になれるよう頑張って参ります。皆様のご通行、お待ちしております。
2024/01/09 パーソナルトレーニングスタジオ Navigate 代表 早田 航 昨日、代表者挨拶のページを追加し、改めて、Navigateが目指す方向性というものを検討していきました。文字を書きながら思考が整理されるということは、皆さんもよく体験されることと思います。
さて、ここで最も込めたかったメッセージは、「私たちは必ず、いつからでも、変われる」ということです。その変わるための最も大切なことは、いつもどこかにあった(胸の内に秘めていたはずの?)願いに、耳を澄ませるということです。そして、それを強く願うことが重要なように思いましたので、それがどうにかこうにか伝わってくれ、または、いつか伝わって欲しいという思いで書き綴りました。 そんなメッセージを代表者挨拶として書き留めた翌日、ふと手元にあった本をパラパラとめくると、まさにデジャブとでもいうような言葉が目に留まりました。きっと、その書籍の中から私の目の前に飛び出てきた言葉は、すでに自分の頭の中に概念として、言葉として埋め込まれていたから反応できたとも言えそうですが、アンテナが立つということはこういうことをいうのかと驚きました。 その本は、「西田幾多郎」の「善の研究」という哲学書です。私たちの目の前に広がる世界は確かにそこにある世界ですが、それと同様に、その世界は私たち一人ひとりの心の中にも広がっている。と、私には受け取ることのできるの言葉が書かれてありました。 そして、その内側の可能性にしっかりと意識を向けて、それに合致する人生を送ることが大切であり、その「合一」の人生こそ、自己の価値を最大限に感じることのできる行為だと。 思考と行動の一致を説く話は多いですが、自身を取り巻く目に見える世界と、自分の内側に広がる世界との一体化を説く話はなかなか聞きませんよね。 さらにそこから、私は、その為には「心身の一致」も大事だと思考を広げてゆき、トレーナーとしてのこの仕事の意義深さに今一度触れることができました。身体と心が合致していると、自分の内側に広がる可能性を感じやすくなるのではないだろうかとも。つまり、「一」(イチ)です。自分の心に嘘をつかないだとか、諦めないとか、信じるだとか、そういったシンプルな思想が肝心なように思えたのです。 そして、それはいつから始めても全く、全く、全く、全く遅くないとも感じています。それは自分自身にも当てはめています。もし、誰かと比較して、何かを考え始めると心に余白がなくなってしまいますし、自分の内側にこそ最も広いスペースがあるんだ!とイメージすると、ふと、心が楽になるような気がします。 さて、そのようなことに思いを巡らせると、その反動なのかどうかわかりませんが、トレーニングの情報を欲してくるので、今からまた、THE 筋トレを学んでいきたいと思います。 “神は宇宙の外に超越せる者であって、外より世界を支配した人に対しても外から働くように考えることもでき、または神は内在的であって、人は神の一部であり神は内より人に働くと考えることもできる”(善の研究, 第4編, 第2章, 宗教の本質) - 西田幾多郎, (1950), 善の研究, 岩波書店 - 2023/12/05 対人支援にしろ、自己研鑽にしろ、私たちは自他ともになんらかの目標を掲げて、またはそれになることを見据えて日々を過ごしていくことが多い。その時に、将来の目標を達成したことを夢想しながら、自らの心に火を灯したり、まだ見えていない景色を描写して他者をモチベートしようとするが、それが現在地と目標地点の2拠点からの発信でないとうまくいかないことがある。
目標地点と現在地点のギャップを埋めるための行動ばかりに焦点化することは現実じみた話に傾倒してしまうが、目標地点から見える景色ばかりを伝えても単なる想像に過ぎないと思えてしまう。あるいは、それはあなただからできるのよと話が着地してしまう。 いずれも、何らかの目標を掲げているひとでないと成立しない話ではあるが、留学を例にすると、留学を検討している人を前にして、試験、費用、移住、仕事など、確かに乗りこなさないといけない話ではあるが、それのみをこなすことを後押ししたとしても、響かないことが多いのではないだろうか。まずは、異国の地に足を踏み入れ、そこでの風を浴び、興奮と不安との感情を存分に味わえることを期待してもらえることを共有することが先決だと思う。好奇心を掻き立て、留学というアンテナを立ち上げ、電波をキャッチできる状態にすることが、建設的なアプローチだと思うのだ。 そのほかの例としても、パーソナルトレーナーであれば、クライアントから目標をヒアリングしてすぐに行動に移そうと意気込んてしまえば、それはあっという間に失敗してしまう。初手として大事なことは、まずはそれが達成できたことを(願わくば同じ景色を見ていたい)想像してもらうことだ。それも手を抜かず、ないがしろにせずに、ありありと鮮明に。そして、その時にこう聞くべきである。「それが達成した時、どんな気持ちになっていますか?」と。本当にそれが実現したことを寸分の疑いもなく、細胞レベルで感じてもらったあとは、「その感情は、あなたがこれから忘れてはならない気持ちです。目標達成までの期間、辛くなったり、自分を信じれなくなったり、あるいは、この目標を諦めるべき正当(そう)に思える理由を見つけてしまったときにいつでも思い出すべき感情であり、それはあなたの心に注ぐ最高の栄養となるのです。」これが整ったら、ほぼ達成である。 さて、またはクライアントを見極めて、「あえて、アクションプランを提案する場合」もあるであろう。これには以下2パターンがある。 1つは、遠い景色、山の頂上からの景色を想像してもらうことなしに、山登りを始めていくパターンだ。どこに登るのか登っている方もよくわからないが、「何か登り始めたい」という思いで溢れている状態である。これはある種、まずは始めることができたという成功体験を積みたいとも捉えることができる。または、次に控えている大いなる目標に向けた、経験を蓄えている時期である。結局のところ、ここでは真の目標の設定や、その達成の現実度合いよりも、ひとまずは小さな達成感を味わって頂くという姿勢が求められる。そちらの方が、(長い時間を共有できるという前提ではあるが)次の大きなステップを力強く踏み締めることができる。 他方、もう1つのパターンは、今掲げている目標はもうこれまでも十分に検討してきたものであり、機が熟しに熟しているというパターンである。その場合、あえてアクションプランを提案することもある。それが本当にそのクライアントが望む目標であった場合、そのようなアプローチでうまくいく人は、そもそもそのトレーナーのスキル云々ではなくても成功する。さらに言えば、「情報だけ」でうまくいく。何をアクションとすれば成功できるかどうかの”技術的な課題”、あるいは”情報”をキャッチするだけで良い(そこにも何の情報をキャッチすれば良いかどうかのリテラシーが涵養されていることが条件にはなるが)。ここでは、やる気はあるがやり方がわからないという空回りを未然に防ぐような、考え抜かれたプランが肝要となる。 さて、トレーナーの醍醐味としてはどのパターンでも自分の技量と器を反映できるとても前のめりの状況ではあるのだが、ここ最近の個人的嗜好であれば、「最高に時間を要することになると分かりながら、その向き合っていく過程をどれほど豊かな時間と思えるかどうか」の”関わり合いそのもの”を好物としている自分がいる。 もう一度話を戻せば、「まずは一歩目を」というクライアントの感情は、自分自身が本当にそれを実現したいのかわからないけれど、何かアクションせずにはいられないことや、ひとまずの目標と定めて様子を伺いながら”一歩踏み出したい”と思っている。 もしかすると、その時に、これではなかなか結果が出ないのではないか?と支援者側は思ってしまう(以前の私はそうであった)。結果を出さないとモチベーションも上げることができずに離脱してしまうと。断言できるがそれは違うとあの時の自分に言い聞かせたい。疑うんじゃない。信じきれと。結果を重視し、結果を褒め、結果を最大の価値としてしまうトレーナーは大きな過ちを起こしていることになる。あるいは、結果こそが全てと思っていると、(結果を出すことが、自分を認めることができる唯一の指標であると思っている)クライアントと共倒れしてしまう。大事なことは結果ではないからだ。「結果が出るプロセスを育てていくマインドにセットアップしていくことが本質的である。」 さて、そうは分かってはいるけど、一緒に海に飛び込むことができるかどうかが、トレーナーとしては大事なように思える。すると、クライアントとしては、また別のフェーズに移ったときに、あのときトレーナーは私を信じてくれた。そう思ってもらえるかもしれない。その一巡した後の「伴走」が、とても力強いものになる。じたばたする期間は人それぞれであるし、じたばたしてもらうことが、土台固めの大切な期間となる。それをトレーナーは楽しめるかどうか。一緒にその場足踏みをしてその時間も大切に味わえるかどうか。色々あったけど、私たち、一緒に頑張ってきましたよねと。結果ではなく経過。一回で決めようとせずに、とても用心深く見極めて、しかし同時に、捨て身の気持ちも持ち合わせて。しかし、起き上がり方はその場の即興であるが(それができる自分であるとも信じて)、それに委ねるという表現が適切かもしれないが、徹底的に攻めている状態でもある。 2023/11/21 Navigate 早田航 みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。 今回はトレーニングプログラム作成について、解説動画としてご紹介致します。 少しマニアックな内容に傾倒してしまっているかもしれませんが、私が最もお伝えしたいことは、今、世界を席巻している「アニマルフロー」というプログラムは素晴らしいですよ、という内容をお話ししています。そして、その「トレーニングメソッド」にどのように私が魅了されているかを淡々と語っていく内容となっております。 現在、皆様が取り組まれていらっしゃるトレーニングプログラムをアップデートする際などにぜひともご活用いただける内容ではないかと思っていますが、(若干、トレーナー向きということもあり)少々難解な部分も出てくるかと思います。 どうかお気軽にお目通し頂けますと幸いです。 現在の時刻は13:56となっていた。このトロべローグもこれで最後にしようと思う。
先ほど、ホテルの清掃の方がルームサービスに来てくれた。そこで、取り掛かったいた読書とリサーチノートの制作を一度止め、邪魔にならないところに移動して、窓から外を見ていた。英文学術書の読み方と、リサーチノート(研究ノート)の取り方、それに付随する価値ある暗黙知を多く学べたのもこの旅が始まりだった。きっとではなく、革新として、これらは私のライフワークとなるだとう。 あっという間に、部屋がもう一度新たな状態へと整った。といっても、ゴミを捨てていただくことと、タオルの交換のみだったので早かったのだろう。 そして、読書に戻る前に、このタイミングでふと思い立ち、今一度、文章を書き始めることになった。思えば10日前の長崎空港でもそうだった。ふと思い立ちふらっと始める。これまでにも、このような感じで多くのことを始め、多くのことを忘れ去ってきたように感じている。 今朝は早朝からただただ2時間ほど音楽を聴いて、これまでの旅を振り返っていた。真面目に黙々というよりも、自由連想的に思い詰めることなくポツポツと。そうこうしていると空腹感が出てきたので、のそのそと朝食会場に向かっていった。8:00~10:00と聞いていたので、ちょうどいい時間だった。しかし、私は朝食を予約していなかったようで、係の人から、予約していなくても大丈夫ですよと伝えてもらったが、ちらっとメニューを見て、もしかすると今は外にでて調達する気分かもしれないと思い、ホテルを後にした。なんせ朝からずっと固まっていたのだ。身体も思考も。散歩や気分転換になっていいなと思った。時間もほどよく、8時を回ってお店がオープンする時間と重なった。と思っていたが、パン屋やカフェといったところは全く空いておらず、今回の旅では何度もお世話になったスーパーマーケットのAlbert Heijinに立ち寄った。こちらは8時OPEN。出来立てのパンとコーヒーとオレンジジュースを脇に抱え、ホットコーヒーを飲みながらホテルまで戻った。早朝は気温が9度くらいだったので全身に染み渡る。 すると、気がつくと今が14時ときている。何をしていたのだろうか。頭のみを動かしたことは随分と久々のようだ。いや、こんなこと、かつてあっただろうか。脳に負担がきているということではなく、ずっとクリアに思考は周り続けていたにもかかわらず。 さて、今回の旅で、私はきっとアムステルダムの街並みを見にいくことはない。なんせ、もう旅に大満足をしてしまったからだ。一度で吸収できる栄養は限られている。満腹なのだ。 なかでも、私の旅が実りあるものになったのは、ロッテルダム-フローニンゲンの間であった。ロッテルダムではアニマルフローの講習会を受け、世界中の人々と共に学び合い、励まし合うことの喜びを全身で感じ取れた。トレーニングはこういうところがいい。ただの座学ではなく、身体感覚として参加者全員が共感し合える。チャレンジを応援し、成果にかかわらずその姿勢を褒め称える。最高の世界。そして、上手くできるまできちんとサポートし続ける。待つということ。待つにもあらゆる次元があり、私の知らない風景をまじまじと見せてもらえた。トレーナーというくくりだけではなく、私個人の人生にも大いに影響を与えてもらえる時間となった。 そして、ロッテルダムの滞在時には本当に多くのことを語らせてもらい、学ばせてくれる時間に恵まれた。以前よりお世話になっていた、現在オランダ在住の知性発達学者の加藤洋平先生と共に過ごせた時間はどれだけ感謝の気持ちを伝えても終わることはない。むしろ、私は、与えてくださった学びの広さと深さに対して、まだ、感謝するところに気がつけないほどである。きっと、私が感知していない部分でのご配慮と無条件の愛を注いでくださっているはずである。こんなこと、自分にできるだろうかと考えたとしても、想像できないほどに。きっとこの感謝の気持ちは、私が成長できたときに初めて感じることができるのではないかと想像する。その時に私は何を還そうか。自分自身が世の中にどう貢献するかなのか、または教わったことを他者に伝えるのか、そんなことはまだずいぶんと先にふと思い立った時に思案していくものでいいのかもしれない。まずは、自分が爆発的に成長しなければならない。そして、そんな成長に対して、楽しいことなんですと思わさせてくれた。自分の学びと成長がこんなにも楽しいものだったのかとは、自分自身が知らなかった。学者であり、実践者であり、人格者である方とともに過ごせた時間は、私の心と霊性にも刻まれているはずだ。きっと、ここでは、学んだことの具体例を挙げる必要はないと思う。それは、私の実践でどこかに波及していくことのように思えるからだ。 朝にアルバートハインで購入したコーヒーも、あっという間に冷えてしまった割には、案外美味しく感じられていた。しかし、とうとう飲み切ってしまった。次のコーヒーは明日の朝まで楽しみにしよう。 日本も冷えてきているのだろうか。 Fin: Amsterdamより溢れるほどの感謝と尽きることのない愛を込めて。 |
Author Wataru Soda Archives
4月 2024
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