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「トレーニングプログラムを作る際・見直す際の2つのポイント」

10/25/2023

 
みなさんこんにちは。ナビゲートのソウダです。
今回はトレーニングプログラム作成について、解説動画としてご紹介致します。
少しマニアックな内容に傾倒してしまっているかもしれませんが、私が最もお伝えしたいことは、今、世界を席巻している「アニマルフロー」というプログラムは素晴らしいですよ、という内容をお話ししています。そして、その「トレーニングメソッド」にどのように私が魅了されているかを淡々と語っていく内容となっております。
現在、皆様が取り組まれていらっしゃるトレーニングプログラムをアップデートする際などにぜひともご活用いただける内容ではないかと思っていますが、(若干、トレーナー向きということもあり)少々難解な部分も出てくるかと思います。
どうかお気軽にお目通し頂けますと幸いです。

【番外編】12. Travelogue No. 12 (10/19/2023)

10/19/2023

 
現在の時刻は13:56となっていた。このトロべローグもこれで最後にしようと思う。
先ほど、ホテルの清掃の方がルームサービスに来てくれた。そこで、取り掛かったいた読書とリサーチノートの制作を一度止め、邪魔にならないところに移動して、窓から外を見ていた。英文学術書の読み方と、リサーチノート(研究ノート)の取り方、それに付随する価値ある暗黙知を多く学べたのもこの旅が始まりだった。きっとではなく、革新として、これらは私のライフワークとなるだとう。

あっという間に、部屋がもう一度新たな状態へと整った。といっても、ゴミを捨てていただくことと、タオルの交換のみだったので早かったのだろう。
そして、読書に戻る前に、このタイミングでふと思い立ち、今一度、文章を書き始めることになった。思えば10日前の長崎空港でもそうだった。ふと思い立ちふらっと始める。これまでにも、このような感じで多くのことを始め、多くのことを忘れ去ってきたように感じている。

今朝は早朝からただただ2時間ほど音楽を聴いて、これまでの旅を振り返っていた。真面目に黙々というよりも、自由連想的に思い詰めることなくポツポツと。そうこうしていると空腹感が出てきたので、のそのそと朝食会場に向かっていった。8:00~10:00と聞いていたので、ちょうどいい時間だった。しかし、私は朝食を予約していなかったようで、係の人から、予約していなくても大丈夫ですよと伝えてもらったが、ちらっとメニューを見て、もしかすると今は外にでて調達する気分かもしれないと思い、ホテルを後にした。なんせ朝からずっと固まっていたのだ。身体も思考も。散歩や気分転換になっていいなと思った。時間もほどよく、8時を回ってお店がオープンする時間と重なった。と思っていたが、パン屋やカフェといったところは全く空いておらず、今回の旅では何度もお世話になったスーパーマーケットのAlbert Heijinに立ち寄った。こちらは8時OPEN。出来立てのパンとコーヒーとオレンジジュースを脇に抱え、ホットコーヒーを飲みながらホテルまで戻った。早朝は気温が9度くらいだったので全身に染み渡る。

すると、気がつくと今が14時ときている。何をしていたのだろうか。頭のみを動かしたことは随分と久々のようだ。いや、こんなこと、かつてあっただろうか。脳に負担がきているということではなく、ずっとクリアに思考は周り続けていたにもかかわらず。

さて、今回の旅で、私はきっとアムステルダムの街並みを見にいくことはない。なんせ、もう旅に大満足をしてしまったからだ。一度で吸収できる栄養は限られている。満腹なのだ。
なかでも、私の旅が実りあるものになったのは、ロッテルダム-フローニンゲンの間であった。ロッテルダムではアニマルフローの講習会を受け、世界中の人々と共に学び合い、励まし合うことの喜びを全身で感じ取れた。トレーニングはこういうところがいい。ただの座学ではなく、身体感覚として参加者全員が共感し合える。チャレンジを応援し、成果にかかわらずその姿勢を褒め称える。最高の世界。そして、上手くできるまできちんとサポートし続ける。待つということ。待つにもあらゆる次元があり、私の知らない風景をまじまじと見せてもらえた。トレーナーというくくりだけではなく、私個人の人生にも大いに影響を与えてもらえる時間となった。

そして、ロッテルダムの滞在時には本当に多くのことを語らせてもらい、学ばせてくれる時間に恵まれた。以前よりお世話になっていた、現在オランダ在住の知性発達学者の加藤洋平先生と共に過ごせた時間はどれだけ感謝の気持ちを伝えても終わることはない。むしろ、私は、与えてくださった学びの広さと深さに対して、まだ、感謝するところに気がつけないほどである。きっと、私が感知していない部分でのご配慮と無条件の愛を注いでくださっているはずである。こんなこと、自分にできるだろうかと考えたとしても、想像できないほどに。きっとこの感謝の気持ちは、私が成長できたときに初めて感じることができるのではないかと想像する。その時に私は何を還そうか。自分自身が世の中にどう貢献するかなのか、または教わったことを他者に伝えるのか、そんなことはまだずいぶんと先にふと思い立った時に思案していくものでいいのかもしれない。まずは、自分が爆発的に成長しなければならない。そして、そんな成長に対して、楽しいことなんですと思わさせてくれた。自分の学びと成長がこんなにも楽しいものだったのかとは、自分自身が知らなかった。学者であり、実践者であり、人格者である方とともに過ごせた時間は、私の心と霊性にも刻まれているはずだ。きっと、ここでは、学んだことの具体例を挙げる必要はないと思う。それは、私の実践でどこかに波及していくことのように思えるからだ。

朝にアルバートハインで購入したコーヒーも、あっという間に冷えてしまった割には、案外美味しく感じられていた。しかし、とうとう飲み切ってしまった。次のコーヒーは明日の朝まで楽しみにしよう。
日本も冷えてきているのだろうか。

Fin: Amsterdamより溢れるほどの感謝と尽きることのない愛を込めて。

【番外編】11. Travelogue No. 11(10/19/2023)

10/19/2023

 
写真
アムステルダムの朝を迎えている。朝の7:08であるが、ここでも太陽はまだ登っていない。きっとあと1時間ほどなのだろう。
昨日はホテルチェックインに合わせてフローニンゲンからロッテルダムに入り、ホテルでは一息つきながら、友人と電話をして旅の思い出を振り返り共有した。そして、アムステルダム中央駅にむかって歩いて外に出た。
今回の最大のお目当てのゴッホ美術館は残念ながら事前予約が必要であって、私の滞在時の分はすでに売り切れとなっていた。中でも「ローヌ川の星月夜」の作品を一度見ておきたいと思っていたが、まあ仕方がない。こういうことがあると、またこの街に吸引されるように、いつかまた行こうと思えるから。美術館のエントランスの前に、屋台のような出店があって、そこで縦300mm横450mmのミニポスターのようなものを購入した。とても分厚い厚紙にプリントしてあると表現すればよいだろうか。

さて、そんな「ローヌ川の星月夜」の収蔵場はなんと、パリのオルセー美術館だということも今分かった。美術館に対して何のスキルもなくただの好奇心で赴く人は、ゴッホの作品なのだから、ゴッホ美術館にあると思い込んでしまった。それにしても、オルセー美術館をなんと適当に見ていたことか。ついこの間ぷらぷらと訪れたではないか。今思い出したが、そういえば、特別展示が1F奥の部屋で開催されていて、長蛇の列をなしていたが、あれだったのか。美術館めぐりとはこんなに難易度が高いものか。

「ローヌ川の星月夜」について簡単にネットサーフィンを試みたのだが、この絵に対して驚きの調査がなされていた。この作品の中に出てくる星は本当に見えているのだろうか?と。面白い視点を持った人がいた。ほほうと、興味深く眺めていると、この時期、この場所で描かれている星は、本当はない。見えていないはずだという。天文学を駆使して星の動きを観測すると、そのような配列になっていないとまで記述があった。1つずつの星の名前まで振っているから入念な調査がなされたのであろう。しかし、ゴッホが見えた、ゴッホが表現したかったとすればそれだけでいいような気もするが。これも私の一意見であり、そちらも一意見。どちらも主張したいことがあるのだ。みんなそれぞれ言いたいことが様々にある。

しかし、ゴッホがあの絵を描いた心情に想いを馳せると、繰り返しの意見になるが、見えていたのだと思う。または、見たことがある世界をもう一度描いて、表現をしたかったのかもしれない。いつでもその見えていた景色と繋がっていることを実感したかったのではないか。それは、心細い感情とも形容できると思う。そこを描いて埋め合わせをするような。だから溢れる思いでそう表現したい。きっと絵画を通して、見たことのある、あるいは見ようとしていた世界を味わいたかったのだろう。絵画はその窓口になる。25歳まで牧師を目指していたというからなんだかまた理解ができるような気がする。しかし、これも私の一意見であり、ゴッホさんに聞かないとわからない。だからいつまでも考えられる。

“I dream my painting and I paint my dream.”
“私は絵を描く夢を見る、そして、夢を描く”
― Vincent Willem van Gogh


【番外編】旅行記 / Travelogue No. 10

10/19/2023

 
今朝も最高の朝食だった。
朝食会場は、フロント横に2手に分かれており真ん中にコーヒーメーカーやフレッシュジュースが並んでいる。
今日のテーブルはどこにしようかと悩んでいたが、夢の中にでてきた窓際の席に腰を下ろした。
そこからはちょうど外を眺めることができ、雰囲気も良い。オレンジジュースを2日続けて飲んでいたので、キャロットジュールをグラスに注ぎテーブルに置いた。大きな丸い皿に、何を取り入れようか考えていたが、今回はライ麦パンを自分の好みの厚さにスライスし、トマトときゅうり、スライスチーズをサンドしてみた。そこで、昨日食べたチーズとは違うものをチョイスしていることを思い直し、きっとこれは、機能食べたものとは、比較的塩味が弱いだろうと思い、薄くスライスされて綺麗にロールされている生ハムもメンバーに加えることにした。生ハムに塩味が効いていることを予想したのだ。とはいえ、このロールの塊がそのまま口の中にくることを思うとちょっとインパクトが強いと察知し、手で広げることにした。それをもう一度二重にたたみ、2枚を重ねた。
朝食にヨーグルトは欠かせないが、中でもクルミとナッツを砕いて入れるとなお最高だ。そこに少しのハチミツを垂らしてみる。Netflixの「デヴィットベッカム」をみてもっぱらはちみつにはまっている。そこには冒頭シーンでベッカムがはちみつを作っている場面が出てくるのだが、それを見て以来、こっちにきてからは朝食では毎回とっている。とはいえ、その映像を見ていなかったとしても、目の前にあったら、毎回選んでいるかもしれないが。
最後にたまご類をゆでたまごかスクランブルエッグにしようか考えていた。ゆでたまごはこの旅でも何度か続いていたので、スクランブルエッグを採用し、そこに、別の種類のチーズを手で細かくちぎって暖かいスクランブルエッグによってチーズが溶けてくれることを期待した。
ようやく席に戻り、朝食をとりはじめた。サンドは想像よりも美味しく、単品で食べるよりもなぜサンドになると美味いと感じるのか不思議に思いながらむしゃむしゃと食べた。チーズの塩味は控えめで香りは強く、食感も程よい柔らかさがあって、パンの硬さともマッチしている。トマトの酸味も、チーズでこってりとした感じのところにいいサブ的役割を発揮している。そして、さすがは生ハム。噛み切りやすくもきちんと味の主張があってよろしい。
オレンジジュースよりもキャロットジュースを選んだことがより食事全体のバランスをとってくれた。するすると飲みやすく食事の味に集中させてくれる。
だが、残念だったことにスクランブルエッグとチーズがどうもピンとこない感じであった。まあ、美味しいことは美味しいという程度であって、半分くらい食べ進めていた。そこで忘れていたことが。ここにはブラックペッパーをちらすのであった!あっと思い卓上にあるそれを手に取り、ごりごりと回すと砕いた後の新鮮な香りがテーブルに漂った。スプーンで大胆にすくって食べると、美味し過ぎて倒れた(比喩ね)。
この食べ方は、今回の旅でご一緒させてもらった加藤先生に教わったことだ。さすがはオランダ歴9年のベテランチーズマスター。教わることは豊かなことだと思い、感謝をし、ダブルエスプレッソを手に取り、自分の部屋に戻った。

現在: Groningen


【番外編】旅行記 / Travelogue No. 9

10/19/2023

 
-旅のスピードが加速している。ここフローニンゲンで過ごした3日間は言葉の通り光のように過ぎ去った。-

どこを切り取ってもユニークな体験と、深い学び、そして絶対的と呼べる人生への強い自信を手に入れて、この街を後にすることになる。しかし、どうやらまたこことは縁がありそうだとも感じている。街並みひとつ、買い物ひとつ、ホテルの滞在ひとつをとってもすべて流れるように自分の身体にそっている。そっているというのは板についているという意味で表現したいのだが、その場合は、他の何かを自分のものにしたという自分が主軸な印象を持った。しかし、ここで感じていることは、この街に自分が溶け込んだという状態の方が近い。初めからそういえば良かったか。

この後、朝食をとり、列車に乗ってアムステルダムへ向かう。
2時間くらいの旅だと思う。

ーーー

今調べてみると3時間であった。
となるとホテルのチェックインが2時だからその時間を目指して今滞在しているフローニンゲンのホテルを発てばいいだろう。それまでは、そんなに多くはない荷物を簡単にまとめて、本でも読もう。そのときに朝食会場からダブルエスプレッソを入れたコーヒーマグを持ってくることを忘れないようにしなければ。今は6:43。朝食は8時くらいでいいかもしれない。
ホテル滞在時は朝にしっかりと食べて昼はスキップし、夜は朝食会場から頂戴したりんごやラフランス、オレンジやバナナなどをその時々に置かれているものに応じてとっている。とにかく思考をクリアにしておきたい。あらゆる知覚が鋭敏でいることが感じられるから。

そうはいってもマーケットで何か買いたいなあと物色している自分はいた。しかし何も食べる気はせず、どんな物が置いているだろうという具合でウロウロしていた。街の中心部と思える広場に何十軒とテントを張って各お店が営業をしている。そこにきている人は実に多様で、このマーケットが街全体の人に利用され続け、愛されていることを感じ取れる。コーヒーショップもあり少しそそられたが、何せ何も入らない。ひとまずここをさろう。

広場から四方八方に伸びる路地の、一本の道をなんとなく決めて、そこへ進むと、そこにはオランダらしい古くからそおこにあるのだろうと思わされるショップがあった。チーズ専門店である。
そういえば、ホテルではやたらチーズが大量に、しかも種類豊富に置かれていると思った。そうか、ここはオランダだったかと納得した。ロッテルダムからフローニンゲンまでの列車の旅でも緑しか見ていない。しかも、オランダは山がない。見渡す限りの平野が広がっていた。目の前の視界のスペースが大きくひらけて、空を近く感じる。これは、街のつくりとも繋がっていた。街全体において、3階建てまでの高さ制限があり、自治体がうまく統制を効かせられているというか、機能しているともしれた。法律ではなく自治体のパワー。規則じゃ無いけどモラルの力。ひとつの街は色々な集合意識によってバランスを保っているのかもしれない。

さて、朝食までまだ時間がある。
読書に移ろう。

現在: Groningen-Amsterdam

【番外編】旅行記 / Travelogue No. 8

10/19/2023

 
ロッテルダムで迎えた朝は美しかった。
朝食の時間7:30には小雨が止んでまだ日が登る前だと想像できた。そういえばヨーロッパは太陽がのんびりと出てくるものだと思った。この日は午後の13時からアニマルフローの講習会があり、そのインストラクター養成講習会に参加する予定がある。ホテルから朝食会場までは歩いていき、おそらく20.30分ほどで会場に到着した。

総勢25人くらいの参加者が各国から集い自らのスキルアップや情報交換に努めていた。
今回のプログラムの内容は日本にいるときにすべて、動きとしては習得していたので安心して受講できた。アニマルフローの動きは、柔軟性・可動域・筋力・持久力を一挙に鍛えることができるので、今後の私のライフトレーニングとして導入したく、一度、システマチックに学んでおきたいと思っていたのだ。もちろん、ジムやオンラインでもこのテクニックを駆使し、フィジカルの新たな開発を提供していきたいとも思っている。

クラスでは、いくつかの小グループを作り、自分が学んだ動きを他者にきちんと伝えることができるか?という構成で進んでいった。クラスに参加していた人たちは、まさに学びに対してオープンであり、その先生役を務める人にまずは挑戦を進め、つまづいたら少し手を差し伸べ、最後までやりとげたら、心からの大きな拍手でそのチャレンジを讃えるというシーンが何度もあった。アニマルフローという私たちのスピリットを感じさせてくれるトレーニングは、参加者とはいえ、それぞれのホームに変えるとプロフェッショナルとしての指導者の顔がある。きっと、この人たちはそれぞれのクライアントの人たちとも暖かいコミュニケーションとプロフェッショナル意識を持っているのだろうと感じた。プログラムの内容もさることながら、私が暗黙知として学べた最高の知識はここにあるのかもしれない。

瞬く間に2日間が過ぎ、ロッテルダムから、フローニンゲンへ列車に乗って移動した。

現在: Rotterdam-Groningen

【番外編】旅行記 / Travelogue No. 7

10/14/2023

 
ホテルのチェックアウトは実にあっさりと終わり、フロントの人にメルシーと声をかけてもらってホテルを後にした。
時間に余裕をもって到着したが、「Gare du Nord」駅はとても広かったので、ここで時間をゆっくり過ごすのもいいなと思えた。まずは自分が乗車する列車が何番線から出るのかを確認しようと思ったが、電光掲示板には表示されていなかった。こういうときに、時間に余裕を持っていてよかったと思う。もしこれが時間ギリギリだったら焦るだろう。近くの係の人を呼び止め、スマホのウォレット機能に格納されてあるチケットを見せて、これに乗りたいんだけど何番線から出るのですかと尋ねてみると、直前にしかわからないからもうちょい待ってねと教えてもらった。そんなことあるんだと、これまた日本だったらと比べてしまった。だけれど、それが知れただけで安心であった。発車20分前くらいにもう一度電光掲示板を見に行こう。

今回乗車する高速列車のユーロスターは、フランスのパリ・リール、ベルギーのブリュッセル、そしてオランダのロッテルダム・アムステルダムを結んでいる鉄道会社だ。
私はてっきり、 Thalys(:タリス)と呼ばれる高速列車に乗車するものと思っていたが、フランスの鉄道にはこのように、2つの運営会社があることを知った。しかも驚くことに、ユーロスターはイギリスとフランスまで繋いでいるようだ。ドーバー海峡を鉄道で結んでいるとは。下関海峡もびっくりである。
さらに、このタリスとユーロスターは、2022年の3月下旬に、欧州委員会より合併の承認を受けたようだ。これまでは独禁法に抵触すると判断されていたのであろう。時代は変わる。こうなることによって、ヨーロッパ各都市へのアクセスがより便利となる。世界はいい方向に進んでいる。

さて、発車時間近くになり電光掲示板にいくと、きちんと乗り場が示されていた。7番乗り場。チケットを確認すると、coach 15、seat 38。ん?coachと思ったがきっと何号車ということだろう。自分の概念が怪しくなっていたので、念のために駅員に聞いた。すると、1.2.3と指をさしてこれがcoachさ!はっ!と超絶笑顔で対応してくれた。パリはいいところだ。メルシー!ボンボヤージュ!とまで声を受け、最高の形で送り出してもらった。これは最高の旅になる。何度も何度もそう思える旅が続く。

最も手前の1 coachから、15 coachの乗り場はずいぶんと遠いところまで歩いた印象だった。途中の5か6 coachまでは、ホームに屋根があったが、それ以降は露天だった。ここにきて、そういえば雨が降ったことはないなと思い、天候に恵まれたんだと気づいた。

自分の座席を確認し、日本に比べるとシートの幅が広く、これは快適な2時間半の旅になると想像した。初めての土地を訪れるときは、窓側をいつも選んでいる。左の席は空席だ。自分のリュックを置いておこう。
ほどなく読書を始めると、想像していなかった展開が。私の2.5倍くらいの男性が隣にこしかけた。座席は自然と2/3のスペースに縮小された。さらにzoom会議まで開催し、ミーテーぃングは大いに盛り上がっていた。気づくと、他の方もお仕事なのだろう、電話やオンライン会議を繰り広げている。中でも、隣の方は身振り手振りのアクションが多く、私の体感としてはほぼ半分の座席感にまでなってきた。私は、思慮深く、かつ丁寧にお相手の方をできるだけ傷つけず、あなたのお身体の大きさに窮しています、もしよろしければ、ジェスチャーもほどほどにしてもらっていいですか?と立派な英語を話せる素養が備わっていない。ここは耐えるという道を選んだ。左の肩はいまにもつりそうなり、様々なポジションを探した。

そんな1時間をやり過ごし、隣の男性はフランスとベルギーの国境近くのリールで下車した。そこからブリュッセルまでは一人となり、これまで拘縮していた筋肉たちにたくさんの酸素を送ろうと、左大胸筋、僧帽筋、広背筋をストレッチしまくった。

すると、ブリュッセルで大勢の方々が乗車してきた。またきた!とドキドキしていたが、私の隣には美しい女性が座った。おそらくオランダの方だろう。簡単な荷物だったのでそう判断した。簡単な挨拶と、どこまで行かれるですかの会話をし、その後の列車の旅は穏やかで少しうきうきな旅となった。世界は調和でできている。

現在: Bruxelles-Rotterdam

【番外編】旅行記 / Travelogue No. 6

10/14/2023

 
午後にはエッフェル塔とルーヴル美術館を訪れた。と入ってもどちらも目の前通り過ぎただけである。理由はシンプルでもう大満足してしまったからだ。
その前に訪れたオルセー美術館の建物のつくりと作品に気持ちがお腹いっぱいとなってしまった。なんでもほどほどにということで早い段階でホテルへ戻り、持参していた本: MARC B. AIXALAのPSYCHEDELIC INTEGRATIONを読み始めた。このサイケデリクス分野の探求を進める中で、これが自分が突き詰めたい道だと日々手応えを感じている。自己実現や自己超越とはなんぞや。それをどう理解し、どう到達できるのか。そのあたりに兼ねてから興味があったことを思い出した。しかし、これまでの自分は頭の中が混沌としており、それを整理してくれる言葉と出会えていなかった。そして学問にも。または、来るべきときにきてくれたという表現の方が正しいかもしれない。今では理解できている気がする。

旅はいつも自分を省みる機会をくれる。そして、絵画もまたそうかもしれない。オルセー美術館にはゴッホのデッサンが多く並べられてあり、ローヌ川の星月夜が印象的であり、目に焼きついた。明日オランダ入りとなるが、間違いなくゴッホ美術館に行こう。そう思った。

一夜明け、翌朝は同じく日の出を長く待ちながら読書を進めた。昨日、私が部屋を後にする場面で、ちょうど部屋へ清掃の方が入るタイミングがあった。すれ違いざまに、コーヒーをもうちょっと多めにくれない?と相談してみると、好きな数を言ってくれと言われて、私はエスプレッソダブルを2回と、ロングブラック2回を飲むことを想像して6つと伝えた。通常は4つ置かれているので、2つ多めに求めたかたちだったが、さらに気を利かせて計8つもくれた。帰ってくるのが楽しみだと思っていたそのコーヒーを、飲みながら読書を続けた。

また、あとからわかったことだが、そのホテルのロビーではコーヒーやら軽食やらフルーツが自由にサーブされていた。それに気づいた時点ではもう必要がなかったので、水だけもらうことにした。

読書の後、夜明けと共に外出し、もう一度セーヌ川を歩いておきたいと思った。今日は午後からロッテルダムいきの列車に乗るため、午前しか活動できるタイミングがないのだ。列車の予約は日本にいる段階で済ませておいたのでホテル近くの駅から出発する便に乗るだけであった。
もうランニングしていくような気持ちではなく、のんびり歩いて行こうと思ったが、歩くにしては、そこまでの時間の余裕もないことを思い直し、地下鉄に乗った。外ではWi-Fiが繋がっていない状態だが、パリの地下鉄はネットで調べなくても直感的にどれにのればいいかがわかる。ホテルではもちろんWi-Fiがあるので、到着予定の近くの駅の名前を覚えればなんとかなる。

そして、今回の目的地、セーヌ川沿いに見えてくるノートルダム大聖堂に到着したのだが、思わず目を疑った。なんと改修中であった。それも大規模の。外観は一部覆われていたが、この地に多くの人が信仰を求めて訪れたということを想像するだけで、ここでも大満足であった。その後、近くのカフェを訪れた。

パン屋とコーヒーショップが一緒になったようなところで、立派なエスプレッソマシンがあった。いつもは午後にラテを飲みたくなるが、ここではホットのラテを選んだ。時刻は午前10時。カップが思ったより小さかったので、グランデサイズにできますかと聞くとジャストワンサイズと言われたので、まあいいかということでそれをお願いした。そして、レジの近くに置かれていた私のイメージしていた外がバリバリになってくれているクロワッサンがいたのでそちらもオーダーした。

2つで4.5ユーロというので5ユーロを出した。すると、愛想のいい女性の店員さんが、失笑しながらここはイギリスじゃないよと軽いジョークを言ってくれた。はじめ、なんのことかと思ったが、私が出したものはイギリス紙幣だった。自宅から持ってきたお金の中に2つの紙幣が紛れ込んでいたのだ。パリでツッコミをもらえたのはきっと忘れないだろう。笑顔で手際よく、はいはい5ユーロね、と言ったのちに、ここはイギリスじゃねーよ。のテンポで返されたので、私はこれをパリツッコミと名付けることにした。ちょっとシンプルすぎるかもしれない。
そんなパリツッコミを頂戴した後、手拭きのペーパーや砂糖、クリームなどはこちらから自由に使ってねと声掛けを受けて会釈をしてテラスに向かった。

ここでジャストワンサイズのラテとクロワッサンをいただくことに。そのときにふと大分の愛すべきコーヒーショップとそのオーナーの方を思い出した。尊敬するそのバリスタかつ焙煎士の方から、コーヒーの味は減点方式なんだと聞いたことがある。生産の段階を100とすると精製や焙煎、ドリップの時点で少しずつ、ときには大幅に本来有している味が落ちてしまうと。なるほどと感嘆したことを今でも覚えている。
そんなことを思いながら、こちらパリのセーヌ川沿いの店内を見回してみた。床にはモノクロのタイルが敷かれており綺麗に磨かれている。壁面上部1/4は特定ができないユリのような白い花と、オレンジ色のつぼみをもった植物が描かれている壁紙が貼られていた。壁面上部の2/4には緑色のタイルが貼られていた。そして、その下半分は鏡となっていた。天井から吊るされた丸い暖色系の光をゆるやかに放つライトは、緑のタイルと鏡、そして床面に美しく反射している。鏡が互いに向き合っている箇所があり、ライトがいくつにも重なって映し出されていた。そのせいか、遠くに吸い込まれるような不思議な奥行きが店内の雰囲気として品良く溢れ出ていた。
自分が旅にきていると思うと、その感覚が一層深まった。遠くの世界に吸い込まれる感覚。
ここで、おや、加点方式の部分もあるのではないかと思った。その要素とは、店内での簡単なやり取りと、ちょとした気遣い。そして軽いギャグ。その大分のお店はどれも十分過ぎるほどに満たしていた。世界共通かもしれない。
今回偶然にも訪れた、1892年にできたMAISON Richardという名前も忘れることはないだろう。その老舗感らしからぬ最新式のマシンのギャップにもやられた。音楽はなぜか1980年代調のソウルミュージックだったことだけは気がかりだったが、これもありかもしれないと思わされた。さて、メトロに乗ってホテルまでいこう。

現在: Notre-Dame de Paris / MAISON RICHARD

【番外編】旅行記 / Travelogue No. 5

10/13/2023

 
この日は朝の5:45に外を出た。気温は16度ほどで、ランニングをするには最高の気温だ。コーヒーを2杯飲んだ後、Tシャツに短パン、ランニングベストを一枚羽織って外に出た。

朝の街並みは、昨夜に比べても最高に素晴らしかった。
まず、空気が綺麗。昨日の夜は、この街は走れないなというくらいにタバコに匂いがきつかった。タバコは文化なのかもしれない。その割に健康を訴求する店も多く目に止まったので矛盾を感じた。見たいところだけ見る。みたくないものはないものとする。そんな思考を持ってしまう自分になりたくないなと気づきを頂いた。早朝よりパリに感謝。
夜明けが8:02のパリでは、朝の時間はゆっくりと流れる。これは前のトラべローグ3でも書いたはず。

ホテルから歩いて40分ほどのルーヴル美術館までの距離をのんびり走ったり歩いたりを繰り返して向かっていった。ルーヴルの開館は9時のようだ。後2時間半待つわけにはいかない。とても広大な敷地にそびえ立つ建物をぐるっと一周した後に、この美術館に面しているセーヌ川へ出た。水のあるところに街が作られるとはこのことかと思いつつ、その対岸にあるオルセー美術館にも目を奪われた。川の岸辺にルーヴルとオルセー。
この対岸を繋ぐ"Pont des Arts"の橋を歩いているとこれまでは両側の陸地のほうしか目を向けていなかったが、橋の中央に来たところでそれぞれの上流下流に目が入った。あたっているかどうかは別にして、こういう時はこっちが上流だとわかる。おそらくノートルダム大聖堂、ルーブル、オルセー、エッフェル塔の順に上流方面へいくのだろう。おそらく。なぜそう思うのかを考えていると、きっと、以前いつも走っていた大分川の情景をここに当てはめているのかもしれないと思った。自分が作られた場の力に改めて感謝。

そこには、ここで暮らす人たちが出歩く時に困らないほどの最低限の暖色の街灯が岸辺の歩道に照らせれおり、川の水面に美しく反射し、揺れている。奥に見えるのはノートルダム大聖堂で、反対に見えるのはエッフェル塔か?何しろまで暗い中なので、それが何かははっきりとは分からないがパリにきた実感が最も高まった。
きっと、象徴的な建造物がその場所の醸し出すイメージだったり多くの人が共有する意識につながっていくのだろう。無意識的集合意識。精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングの貢献を想起させた。
自己にまつわる集合意識を知りたい。ここでも存在論と認識論を学びたいと思った。


現在: Musée du Louvre/ Musée d'Orsay

【番外編】旅行記 / Travelogue No. 4

10/13/2023

 
シャルル・ド・ゴール空港からホテルまで向かう時は列車を利用することにした。
チケット買うことひとつとっても新鮮である。
せっかくならと両替したキャッシュを使ってチケットを購入しようとしたのだが、みたところ、クレカ専用となっているらしい。念のためにキャッシュが使えるところはないですか?と尋ねると、それと指さされたのが、今まさに、私がこれはクレカ専用だと判断したものだった。日本の自動販売機のような紙幣や硬貨を入れるところのイメージを持ってしまっていたが、フランスのそれは、慣れるか、目を丸くして探さないと見つからないほどにわかりにくかった。
どのくらいわかりにくいかといえば、私は、もう一度スタッフの人に、紙幣を入れるのはわかったんだけど、コインは使えないんだね。と話しかけると、ここにあるじゃんと言われたほどに。そう、コイン投下口も分からなかったのだ。ここまでくると、もしかすると、私の目の方が先入観まみれになっていたのかもしれない。ほどなく、今回の宿泊先ホテルに最寄りのGare du Nord駅に着いた。全くわからないスペルだったが、実にシンプルな名前であった。Gare=駅, du=の, Nord=北。ここは北にある駅らしい。

ホテルのチェックインを済ませて簡単な身支度をし歩いて街並みを見に行った。
そこには、トンネルを抜けるとここは..という描写を使いたくなるような美しい街並みがあった。
いつからここに建てられたのだろうかと思うような趣き深い建造物が立ち並んでおり、その側の歩道には商店が立ち並び、これをセットで街だと思える。このお店たちのターゲットは観光客なのだろう。足を止めている人は、ほとんどそのような人たちに見えた。それを含めて街並みと呼べる。
1F部分が店舗であり、2F以降はアパートメントとなっていた。仕事と私生活の距離が近いのか?もし自分だったらどうなるんだろうかと考えたが、そんなことはどうでもいいかもしれない。もしそんな質問をすると、考えたこともないよ、ただこういう生活なのです。と言われそうだ。
そしてきっと、1F店舗を運営している人たちがその上のアパートメントに住んでいるわけではないだろう。私はもうパリにいるのだから、全部自分の視点から物事を考える思考法を手放さなければいけない。日本流を明け渡した時に新鮮な現地の風をもらえるからだ。

飛行機が到着してからホテルまでの移動や、散策をしていると、あっという間に夜となった。食事をどうしようかと考えていた時に、新鮮な果物や野菜たちを露天に出しているスーパーが目に止まった。旅先での外食もいいが、生鮮品が置かれているスーパーほど楽しいところはない。
量り売りの惣菜たちをいくつか選び、ヨーグルトとりんご、そしてこれまた量り売りのミックスナッツを紙袋に詰めた。明日の朝はこのヨーグルトにナッツを混ぜて食べよう。スプーンは持参してきていないが、ホテルでカトラリーセットを借りればいいかと頭をめぐらせた。多めに買ったナッツは湿気ってしまわないか気になったが、ナッツを買うためにもう一度ここまで買いにくる元気はない。だが、ナッツはあるにこしたことがない。ということで、多めに入れた。
朝に飲むコーヒーも買おうかと思ったが、部屋には簡易的なコーヒーメーカーが置かれてあったのでそれで済ませることに決めた。

ホテルに戻ってくるや否や、本当の時差ボケがあったのか、この日は軽く食事を済ませた後にあっという間に眠っていた。

現在: Rue d'Alsace, Paris

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    Author

     Wataru Soda
    Physical Trainer
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