昨日、代表者挨拶のページを追加し、改めて、Navigateが目指す方向性というものを検討していきました。文字を書きながら思考が整理されるということは、皆さんもよく体験されることと思います。
さて、ここで最も込めたかったメッセージは、「私たちは必ず、いつからでも、変われる」ということです。その変わるための最も大切なことは、いつもどこかにあった(胸の内に秘めていたはずの?)願いに、耳を澄ませるということです。そして、それを強く願うことが重要なように思いましたので、それがどうにかこうにか伝わってくれ、または、いつか伝わって欲しいという思いで書き綴りました。 そんなメッセージを代表者挨拶として書き留めた翌日、ふと手元にあった本をパラパラとめくると、まさにデジャブとでもいうような言葉が目に留まりました。きっと、その書籍の中から私の目の前に飛び出てきた言葉は、すでに自分の頭の中に概念として、言葉として埋め込まれていたから反応できたとも言えそうですが、アンテナが立つということはこういうことをいうのかと驚きました。 その本は、「西田幾多郎」の「善の研究」という哲学書です。私たちの目の前に広がる世界は確かにそこにある世界ですが、それと同様に、その世界は私たち一人ひとりの心の中にも広がっている。と、私には受け取ることのできるの言葉が書かれてありました。 そして、その内側の可能性にしっかりと意識を向けて、それに合致する人生を送ることが大切であり、その「合一」の人生こそ、自己の価値を最大限に感じることのできる行為だと。 思考と行動の一致を説く話は多いですが、自身を取り巻く目に見える世界と、自分の内側に広がる世界との一体化を説く話はなかなか聞きませんよね。 さらにそこから、私は、その為には「心身の一致」も大事だと思考を広げてゆき、トレーナーとしてのこの仕事の意義深さに今一度触れることができました。身体と心が合致していると、自分の内側に広がる可能性を感じやすくなるのではないだろうかとも。つまり、「一」(イチ)です。自分の心に嘘をつかないだとか、諦めないとか、信じるだとか、そういったシンプルな思想が肝心なように思えたのです。 そして、それはいつから始めても全く、全く、全く、全く遅くないとも感じています。それは自分自身にも当てはめています。もし、誰かと比較して、何かを考え始めると心に余白がなくなってしまいますし、自分の内側にこそ最も広いスペースがあるんだ!とイメージすると、ふと、心が楽になるような気がします。 さて、そのようなことに思いを巡らせると、その反動なのかどうかわかりませんが、トレーニングの情報を欲してくるので、今からまた、THE 筋トレを学んでいきたいと思います。 “神は宇宙の外に超越せる者であって、外より世界を支配した人に対しても外から働くように考えることもでき、または神は内在的であって、人は神の一部であり神は内より人に働くと考えることもできる”(善の研究, 第4編, 第2章, 宗教の本質) - 西田幾多郎, (1950), 善の研究, 岩波書店 - 2023/12/05 |
Author Wataru Soda Archives
12月 2024
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