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腸腰筋 × Navigate

3/7/2020

 
-腸腰筋を知る・感じる-
硬い床の上で仰向けに寝て, 片方の膝を限界まで抱え込んでみる. その時にもう片方の脚が床から離れないかどうかをチェックすると, この腸腰筋の硬さを把握することができる. もし離れてしまった場合に懸念されることは, 下腹部の緩み/ 腰への負担増大 / ヒップダウンである. ​
画像
この腸腰筋(チョウヨウキン)が硬くなると, 反り腰になった上で, 上記3つの状態に陥るのだ. 
反り腰であることのデメリットは, 背骨が正常なアライメントにとどまってくれないことにある. 

-硬いと短いは違うのか-
筋肉が硬くなるということは, その筋肉の"距離"が短くなるということである. 少し話は膨らむがここは大事なポイント. トレーナーはよく便宜的に「筋肉が硬くなる」と表現するが, 正しくは「筋肉が短くなる」である. これは筋肉はゴムのような伸び縮みをするものではなく, 鎖/チェーンのように輪っかがいくつも連なったものなのだ. ストレッチ不足や不活発な日常生活が続くと, この輪ゴムが"縮む"のではなく, チェーンが1つ(学術用語: サルコメア)ずつ失われていくのだ. 
さて, そのチェーンは少なくなるが, 身体は身体であり続けねばならない. となると, 骨の位置をずらすという調整が始まる. この腸腰筋の場合の調整は, 「へそ付近の背骨を前に引っ張り出す」ということを起こす.  
つまり, 反り腰. 

-遺伝子レベルでそうなる-
その反った状態が, 下腹部への緩みにつながることは想像に難くないだろう. 実際にそのポーズ(反り腰)をとってみると, 下腹部は前に突き出てしまう. 続いて, 腰への負担増大に関しても, そのポーズをとった状態で, 重たい荷物を持ってみるのは気持ちが悪いと感じるはず. そして, ヒップアップではなく, ヒップダウンはお尻が重力方向に垂れてしまうことだが, これはお尻の筋肉: 大臀筋を使わなくなることによる. 筋肉は使わないとしぼみ, よく使うところは発達するという原理に基づいてプログラミングされている. 

-Navigateではどうするのか-
さあ, "腸腰筋が短くなっている"からストレッチをしよう! それは腸腰筋のサルコメアがまだたくさんある状態(チェーンの数が豊富: 柔軟性が高い)なら効き感は高いはず. だが, サルコメアが多く喪失している場合(チェーンの数が欠乏: 柔軟性が低い)にはなかなか簡単にいかない… ストレッチ前の下処理が必要になってくるのだ. 
Navigateではコンプレッション→ストレッチ→トレーニング→ストレッチこの4STEPで対応していく. 筋肉をほぐして・伸ばして・縮めて・伸ばす. 筋肉が喜ぶことは伸び縮みを繰り返してあげること. どちらか一方では満足してくれない.
腸腰筋のエクササイズで美しい姿勢・メリハリのあるボディライン・爽快な歩き方を実現させよう. 

参考引用文献: プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系,  監訳 坂井建雄, 松村譲兒, 医学書院 

運動のメリット × Navigate

2/4/2020

 
-何を変えると"健康"なのか-
健康というとても広い意味を持つ言葉を扱おうとするとき, 何から検討すれば良いか判断に困るかと思います. "健康の実現"を「運動施設」で目指す場合は, 科学的な根拠が必ず必要になってきますが, そのパズルを作り上げるときにどんなピースが必要なのでしょうか. 
私たちトレーナーは次のようなピースを常に頭に入れています. 
●筋力 : 筋の力を発揮する能力
●身体組成 : 身体における筋, 脂肪, 骨, その他生命維持に必要な部分の相対的な量
●心血管持久力 : 持続的な身体活動時に酸素を供給する心血管系と呼吸機能の能力
●筋持久力 : 筋が疲労せずに活動を続ける能力
●柔軟性 : 関節の可動域
これらの構成要素を念頭に置きながら, 目の前の人が何に手を付けると最も大きな変化が起こるのだろうか, ということを考えています. 

-筋肉量と筋力は違う-
「貯筋」というワードを聞いたことはあるでしょうか?「筋肉を貯めていく」という発想のもと, 筋肉をたくさんつけましょうということです. 20歳を過ぎて1年で1%ずつ減っていく筋肉量ですから, この用語を聞いたことなどがきっかけで, 筋力トレーニングを始めたという方もいらっしゃるかもしれません. ですが, 筋肉は増えさえすれば良いわけではありません. それを使える状態にアップデートする必要があるのです. 
それは, 同じ"スクワット"というエクササイズでも, ゆっくり動かして「筋肉量を増やす」段階が必要な時もあれば, 腕をブンっと早く振りながら反動をつけて行い「筋力をつける」時期も必要なのです. 増やしたものを使う時も必要なのですね. 

-ジムでは筋トレとストレッチをするところなのか-
重いダンベルと痛いストレッチ. ちょっと往年のジムのイメージでしょうか. ですがもちろん現在はこのような雰囲気はありません. 特に今必要とされているのが心臓へのトレーニングです. 無論, 心臓は血管を全身に運んでくれるポンプの役割を果たしてくれています. このことによって疲れにくい身体になったり, 長時間同じ動作(例えば歩く)がラクに行えるようになったりします. ジムは, 筋肉をつける筋トレと, 柔軟性を高めるストレッチ, そして, 体組成が変わり持久力が向上する「有酸素運動」も行う場所です. 

-Navigateではどうするのか-
上記のようにたくさんの要素を挙げてきましたが, このミッションを着々と遂行できるのはロボットだけではないでしょうか. 私たちはやはり人間ですので, 大切だとわかっていてもなかなか出来ない時もあります. そこをサポートさせてもらうところに, 本質的なトレーナーの役割があるようにも感じています. つまり, フィジカルだけでなく, メンタルのサポートを行うということです. 「わかっちゃいるけど出来ないんだよな~」の時にどうするか. それは感覚的な話でなく, こちらも健康心理学という学問がバックグラウンドにある科学的手法です. これに限っては対 ヒトの話になってくるので, レッスンを受けてみてから感じてください(笑) 
Navigateでは, 筋力/身体組成/心血管持久力/筋持久力/柔軟性の各要素に加え, 「メンタル」という科学/ホスピタリティで健康づくりを目指していきます. 

​運動処方の指針 運動負荷試験と運動プログラム 原書第8版  American College of Sports medicine 南江堂


産前産後フィットネス × Navigate

1/17/2020

 
-特別な運動-
健常者と特殊な状況にある人の運動は違うのでしょうか?
特殊な状況の中でも今回は「妊娠」という状況による運動の有益性やリスク管理について綴っていきたいと思います.
まず, 運動するべきなのか否か. ということに関して言えば, 『妊娠期間中に規則的に運動を行うと, 母体と胎児の健康/体力に有益でる*1, 2』と結論づけられています. 妊娠期誘発性高血圧や糖尿病のリスクも少なくなると言われています.   そして, 運動で得られる効果が妊娠期特有のものであることに加えて, 注意すべきポイントもそこには特徴があります. それは, 運動の禁忌事項です. 
例えば, いわゆる「背筋運動」は行ってはいけません. これは, 妊娠初期(妊娠15週まで)以降はうつ伏せでの運動は避けるべきとされています. その理由は, 「静脈閉塞(血圧上昇)」が起こらないようにするためです. また, 息をグッとこらえるようなトレーニングも禁止です. 

-どのくらい運動をしていいのか-
さて, 身体に大きな変化がある妊娠ですが, 実は妊婦に勧められている運動処方は, なんと成人に対して推奨されている一般的な処方と同じです*3. まず, 頻度で言えば「少なくとも週3回〜できれば毎日」とされています. 強度に関しては「運動中に会話ができる程度の強度」で運動をすることを勧めています. これは, 「ややきつい」となる程度です. もちろんそれは自分が思う(主観的)「ややきつい」の運動で問題ありません. 
時間は一日15分から始めて, 徐々に慣れてきたら筋力トレーニングや有酸素運動を合わせて30分行いましょう. 

-Navigateではどうするのか-
現在, 提携先の産婦人科では産後の運動を指導していますが, その必要性は産前にもあると思います. 産前の運動は. 分娩をスムーズに進める上でもプラスに作用しますし, 産後の身体の状態にも影響してきます. また, 産前産後で骨盤にはとてつもない負荷が加わっていきます. それは一生の中で最も大きい負荷ともいえるでしょう. 筋・腱・靭帯は引き伸ばされ, 産後はその全てが緩んだ状態です. これは足首でいうと, 捻挫を起こしている状態です. 足首を捻挫したら, 病院に行って, 包帯を巻いたりテーピングを行ったりしケアをするはずです. ですが, 足首の捻挫どころではない出産後になぜケアをしないのでしょうか. いや, なんとなくその必要性は感じているのですが, 何を行えばいいのかがわからないということですよね.
そこでNavigateでは骨盤底筋群といわれる部位を鍛えることを推奨しています. その他, 大筋群を鍛えることもお勧めします. 大筋群とは大きな筋肉という意味です. お尻やふともも背中を鍛えるものです. 
いずれにしても, 安全安心という根本的なベースが整って運動をすると心穏やかで過ごせそうですよね. 運動は前向きな心持ちにもしてくれます. 母子ともにニコニコの毎日にするためにも産前産後でフィットネス!という発想をぜひ. 
 
*1, American College of Obstetricians and Gynecologists. Exercise during pregnancy and the postpartum period. ACOG Committee Opinion No. 267. Obstet Gynecol. 2002;99:171-3.
*2, Dempsey FC, Butler FL, Williams FA. No need for a pregnant pause: physical activity may reduce the occurrence of gestation diabetes mellitus and preeclampsia. Exerc Sports Sci Rev. 2005;33:141-9 
*3, ACSM's Guidelines for Exercise Testing and Prescription TENTH EDITION

調子の良い身体 × Navigate

12/30/2019

 
-ダイエットのための筋トレで身体はラクになれるのか-
ダイエットブームも一段落してきた今, トレーニングの新たな側面が求められています. いや, こちらが本来あるべき姿なのかもしれません. その側面とは, "調子が良い身体づくり"のためのトレーニングです. 
実はダイエットのための筋トレはテンプレート が決まっています. スクワット(下半身)・ベンチプレス(胸)・ラットプルダウン(背中の筋トレ)です. これらは大筋群と呼ばれる大きな筋肉の部位を鍛えて, 基礎代謝をあげて脂肪を燃焼させていきましょうとの意味があります. 
それらのエクササイズ自体は非常に価値あるものなのですが, ダイエットをする予定はないけど, 体力づくりをしたい人や, 健康になりたい人の場合も同じメニューでよいのでしょうか?
​
-不調→病院→スポーツクラブ→?-
今現在, 首回りの不調や, 肩こりに悩んでいるAさんという方がいます. A さんは, 病院や整体に行き, その先生たちから"筋肉が少ないです, 運動をしなさい" と言われたのでスポーツクラブへ行きました. どうやら筋肉量が少ないから血液の循環も良くないという理由のようです. 本人としても先生たちに筋肉量が少ないと言われていたので, ジムのインストラクターに"筋肉を増やしたいです"と伝えました. すると, ここでも上記3つのメニューを伝えられたのです. しかし, 教えてもらったトレーニングを綺麗なフォームで言われた回数を一生懸命頑張るも, 一向に首回りの症状は消えません... なぜでしょう.

-身体は全て繋がっている-
(以下は一例です)
実は, Aさんは背骨が硬かったのです. 特に胸椎(きょうつい)と言われる胸の部分が硬かったのです. この部分が硬くなると, 胸の開きが鈍くなり猫背のような姿勢になってしまいます.  そしてこの部分が硬くなっていたことが原因で, 首回りがその代償を受けてしまっていました. つまり, 胸の骨が硬いから首に負担がいっていたということです. 
そして恐ろしいことに, ベンチプレス(胸の筋トレ)を行うと, この部位はますます硬くなってしまいます. 非常に悲しいことですが, 逆効果だったのです...

-Navigateではどうするのか-
それでは一体Aさんは何を行うべきだったのでしょうか? それは"動的ストレッチ"と言われる動かすストレッチが必要だったのです. この動的ストレッチにより, 胸の骨の柔軟性を上げ, 首にかかってしまう負担を減らすべきでした. この胸椎の柔軟性の向上は, ダイエットメニューの中にはまず入ってきません. 
この部位以外にも, 首・腰・股関節・肋骨(ろっこつ)などをたくさん動かして, 人間の身体が本来もっている正常な可動域に近づけてあげることが, 調子の良い身体づくりのためには欠かせません. それができたのちに, 様々なトレーニングを行なって筋肉をつけていくとますます身体はラクになっていきます. 
筋トレ=ダンベルを使うというロジックは誤解です. 気持ちがいい!すっきりする!そんなポジティブで爽快なトレーニングをしていきましょう!

ストレートネック × Navigate

11/15/2019

 
-実に精巧なアーチ-
肩こりはスマホ時代の昨今では多くの人が経験する症状かもしれません. 要因として考えられる状況の一つに, "ストレートネック"というものがあります. 
ストレートネックとはどういうものなのでしょうか. ネックと名前が付いているくらいなので, 首に関すること, とは想像に難くありません. この状態の説明をする前に, まず何が"首"の正常なのかをお話しします. 
人間は背骨がある動物です. 背骨の数は全部で24個あります. そのうち, 首の骨は7個あります(キリンも7個(最近は8個目があるという説もあるとか)です). さて, 背骨は積み木のように骨盤部分から頭蓋骨まで連なり, 順番に重なっているのですが, 実は緩やかなカーブを描きながら並んでいます. それはS字のカーブを描いています. このS字カーブのおかげで, 人間が歩いたりジャンプしたりする振動を吸収してくれます. 車でいうならサスペンションの役割を果たします. 首の骨も同様に, 鎖骨から喉元にかけて前にアーチを作っています. さて, 本題. このアーチが失われている状況のことをストレートネックというのです. 

-頭の重さがお米5kgの袋で5つ分...-
さて, このストレートネックになってしまうと, 頭が身体の前に突き出た状態になります(デスクワーク中の姿勢が悪そうなポーズをイメージするといいかもしれません). この状況になると, なんと頭の重さは通常4~5kgに対しておよそ5倍もの25kg相当になってしまいます. 頭のポジションによってかかる負担は大きく変わってしまいます. 水が入ったバケツを持つ時, 腕を下ろしているときは重たくないが, 腕を上げた途端にずっしり重さを感じる仕組みと似ています. 中心部から離れるとそこにかかる負荷は増えます. 25kgの頭だたとすれば, 肩がこるのも頷けますよね...

-Navigateではどうするのか?-
もちろん, アーチを作ります. 失われているアーチを再び作り出し, 頭の重さを25kgから本来の5kgに戻していきます. 7個ある内のアーチのどこが問題なのかを洗い出し, そこにアプローチできるエクササイズを抽出します. 下の方が問題なのか, 上の方が問題なのか. 首の動きは全部で3つあります. 上下に倒す, 耳を肩に近づける, 顎を肩に近づけるの3つです. アーチができていない状態だと, これらのどこかに支障がでます. 例えば, 上下に倒すことが難しい場合は, うがいをする時に, 上を向いてできないことがあります. また, 顎を肩に近づけることが難しい場合は, 車でバックをする時に後ろを振り向きづらいことも. 
首にまつわることは日常生活の中でも支障をきたすことが非常に多く見受けられます. 首で悩む人生は実に勿体ないこと..明治42年の夏目漱石にもこのエクササイズを教えてあげたかったな(肩こりの命名者/ "門"という小説を執筆した際に使用).
さあ, 肩/首に悩まず, ストレスフリーを手に入れ, 自分の時間をよりHAPPYなものにしていきましょう!

競技別フィジカルトレーニング

10/9/2019

 
-旧 指導スタイル-
テニス・バレー・サッカー・ゴルフ・野球・卓球・バスケ・スプリントなど, あらゆるスポーツは昨今, 劇的に変わりつつあります. その代表例が科学的根拠に基づくとトレーニングです. 
これまでの競技指導の形態は, 指導者(過去にその種目を行なっていた人)が競技者に技術を教えるというスタイルでした. その指導者は過去に輝かしい成績があることや, プレー面だけでなく, 人物としても十分に評価を得ている人です. 指導者自らの経験による知識と技術の提供により競技者が力をつけていくという時代でした. 
しかし, 今ではそれのみでは勝てない時代になっているのです. 一体なぜか. 

-新 指導スタイルが導き出す可能性-
実はすでに, あらゆるスポーツの"理想系"というのは定まってきています. 走るならこのフォームが理想, 投げるならこの動作が理想, 跳ぶならこう踏み切ることが理想など. これは何十年と研究を重ねてきていることなので, 指導者も十分に熟知しています. 
では一体何が勝者と敗者を分けていくのでしょうか. その1つは[フィジカルの強さ]です. 
例えば短距離選手(スプリンター)の場合, "同じように理想のフォームで走れる"選手が2人, 存在したとします. 同じフォームで走れるからと言って, 100mのタイムが同じだということはあり得ません. それはフィジカルの強さが違うからです. 
地面に足をつけた瞬間にふくらはぎと太腿の筋肉を爆発的に収縮させて, 体幹部を固定し, 両腕をダイナミックに振り切る力が強い方が早いわけです. 
身体を鍛え, 磨き, 強化する"修練"が求められています. 

-なぜスクワットをするのか-
競技者自身も筋トレが大切だ, ストレッチは必要だ. と実は理解しています. そして, 自分の競技種目に適したエクササイズは知っています. でも, 「しっくりきていない」のです. これが自分には向いてそうと思いながらも, エクササイズをしながら, 本当にこれでいいのかなと悩んでいます. 自分の競技のフォームは悩まないのに, いざ筋トレとなると考え込みます. それはなぜでしょうか. 
それは, きっと自分に合っているかどうかの判断が難しいからです. 筋トレやストレッチをするときに, その内容を, 先輩がしていたから, 本に書いてあったから, 動画で紹介されていたからといった理由で行っているとよく耳にします. 悪いことではないと思いますが, 本当にそれでいいのかなとトレーナーとしては感じます. トレーニングへの最初の入り口は確かにそこかもしれませんが, そこから飛び出し突き抜ける為にはもうひとアクションが必要です. 

-真の理解-
なぜそのエクササイズをするのか, なぜその負荷なのか, なぜその回数なのか, なぜセット間の休憩時間は何秒なのかなど, 全てを理解しながら行うトレーニングはとても気持ちがいいものです. 本当の意味での「知る」→「分かる」→「できる」のループが回り始めます. ずっとモヤモヤとしていた霧が晴れてくるかのように, 悩みが消えていきます. ただ, 最初からいきなり変化は出ないこともあわせてここに明記しておかなければなりません. 研ぎ澄まされた身体であればあるほど, そこからフィジカルトレーニングを積んでからの結果が目に見えるようになるまでは時間がかかります. およそ3ヶ月の期間をじっくりと耐え抜く力も求められます. 信じきる力と信じさせる力が噛み合って, レベルが上がっていきます. 

-Navigateではどうするのか-
私自身がトレーナーになった原体験がスポーツあります. もっと違う自分になりたい. 昨日とは変わっていたい. 進化したい. そういう考えが頭を埋め尽くしていました. アスリートには負けないエネルギーと, トレーナーならではの立場でアスリートを応援させて頂きます. 
トレーニングの進め方やシステム的なことは少し一般の方とは違ったものとなってきます. 事務的なことを明記することはここでは避けますが, 力強い応援とバックアップ体制があることはご理解して頂きたいところです. 
最後に, トレーナーとしては当たり前ですが, 全ての競技のトレーニングを指導することができます. いかにそのフォームを力強く行えるのかを作り出すことを生業としているのです. ですのでまずは, 打ち合わせという形をもってご相談できればと思います. 
競技者として何か一歩を踏み出したい. そんな熱量をどこかにぶつけたいともだえ, 苦しんでいる人と出会える時を楽しみにしております. 

肩こり × Navigate

9/30/2019

 
-色々な肩こり, しかし-
一体全体, 肩こりはどうしてなってしまうのでしょうか. ここでは3つの肩こりパターンを紹介します. これらのパターンは単独よりも組み合わさった複合的な状態が見受けられます. 
1) インナーマッスルの筋力が低下する. 
2) 肩関節周囲の筋肉が不活発になっている.
3) 骨盤が正しい位置に定まっていない
以上のことがよくあるパターンとして見受けられます.
まず, 1) インナーマッスルの筋力が低下する. からみていきましょう.
インナーマッスルとは, 身体の内側にある筋肉です. もっと言えば関節近くにある筋肉です. 骨と骨の近くにくっついています. 一方のアウターマッスルは, 身体の外側に位置しています. インナーマッスルは関節を安定させる役割を果たし, アウターマッスルはダイナミックな動きをする役割を持っています. 
そのインナーマッスルが弱くなってしまうと,骨と骨をくっつける力が弱くなるので骨と骨が離れてしまいます. すると, それを補うかのように, いつもはダイナミックな動きをしているはずのアウターマッスル(僧帽筋)がインナーマッスルの筋肉の役割「関節を安定させる(骨と骨をくっつける)」という役まで担ってしまいます. これでは, いつもアウターマッスルが頑張りすぎてしまうことになり, 疲労困憊という事態が続いてしまいます. これがいわゆる肩こりなのです. 一人で何役もこなさせるときつくなるわけです. 

続いて, 2) 肩関節周囲の筋肉が不活発になっている.をみていきましょう. 
実はこれは, 1)で出た話とリンクしています. インナーマッスルが弱くなる理由は, はっきり申し上げて使っていないからなのです. ですので正しい使いかたで動かせば筋肉はついてきます. 


最後の, 3) 骨盤が正しい位置に定まっていない. は一体どういうことなのでしょうか.
例えば, 骨盤が思いっきり前に倒れている状態だったとしたら腰は反ってしまいます. 
​反対に後ろに倒れている状態だったら腰は丸くなってしまいます. 骨盤の傾き具合(前傾/後傾角度)は背骨の位置を決定します. 背骨の位置は肩甲骨や頭部の位置を決定します. 
となると, 骨盤が正しい位置にいてくれないと, 肩甲骨・頭部・腕は不良ポジションで固定されてしまうということです. 本来あるべきところに骨がないというのは身体を支える上では非常に非効率です. とても疲れやすい状態に陥ります. これが3つ目の肩こりの原因です. 
まとめると姿勢は大切ですよ. ということですね!

-Navigateではどうするのか-
Navigateでのトレーニングでは, 肩こりをなくしたいです!というご要望に対して, あらゆる面から考慮した最善のプログラムを提供します. 上記の理由に合わせて, 正しい姿勢をキープできるようにするための体幹トレーニングや, 血液循環を活発にする首回りのストレッチなどをお伝えしています. 
対処療法ではなく根本的な解決に向けたアプローチを行います. また, 肩こりとなると自分自身で行っていくセルフケアも非常に大切です. なんでもそうですが, 人がやってもらうだけではなかなか変わることはないものです. 
実際, Navigateにお越しになっている方は, "様々なところ"へ行ってきたけど, 結局自分で何かしないとダメなんだな, と気づいている方が多くいらっしゃいます. 
ですが, 自分で自分の身体をコントロールできる感覚にハマっている方も多いです. 誰かにお願いすることも必要かもしれませんが, 自分でもやってみる!そう思えるとますます健康になりそうですね. 
肩こりから抜け出してストレスフリーになり, 仕事やプライベートがますます充実したものになりまうように. 

美脚 × Navigate

9/23/2019

 
-人ぞれぞれの美脚像, しかし-
レッスンでは必ず質問をします. みなさん, 何を美脚とするのかは人ぞれぞれだからです. 私(ソウダ)はそのオーダーに合うメニューを作成して結果を出すお手伝いをするのですが, みなさんに「どんな脚にしたいですか?」とヒアリングすると「内腿を引き締めたいです」「 膝上のお肉が引き上げたいです」「ヒップアップしたいです」と, お伝えしてくださいます. 

-もっと思いっきり変わってみるのはどうですか?-
正直, 上記のオーダーは非常にシンプルなものです. 
ですので私は, 「それはできそうですね.」まずこう言って質問を続けます. 「本当はもっとこうなりたい脚のラインって何かあったりしますか?」と. すると, 「足首の太さが昔からずっと気になっていて...」「お尻の横の骨が出ているからパンツを履く時に詰まってしまって...」「ふくらはぎがパンパンに張っていてスカートを履くのをためらいます...」などなど. 実は, 本当はこうなりたいと思っているんだけど, これはもう無理だと諦めている方がとても多くいらっしゃいます. なんともったいないことでしょう. 
しかし, 解剖学はそのような諦めから救ってくれます. 今の骨格(アライメント)がなぜそうなっているのかを突き止めることができます. 結果には必ず原因があるのです. もしこれが後天的(生まれたあとに身についたこと)であれば大きな希望が見えます. 
また, [美脚というものが人間の骨格的に最も理想的なポジションである状態]と仮定すると, 私は元々みんな, 美脚だったと思うのです. それが日常の過ごし方や, 身体の使い方のクセなどで歪みが出てしまい"美脚"から離れてしまうのです. 逆に言えば戻すだけです. 
そんな歪みは思わぬところで発生してしまいます. 例えば高校生の時に行なっていた部活の競技特性によってだとか, 出産を期に骨盤がズレたからとか, デスクワークでいつも同じ方に振り向くからなどなど. 

​-救ってくれるのは解剖学-
 何十年と今の身体で過ごしてきている人が, まさか本当に自分の長年の悩みが解決される日が来るとは思わないですよね. みなさん初めは半信半疑です. ですが, 最初のレッスンで, 「ああ, 変われそう」と, それが達成できるものだと確信に変わります. 
解剖学・トレーニング理論は日々進化しています. iPS細胞ではないですが, これまで無理だと思ってきたものが今では物凄いスピードで解決・発展を遂げています. それが他人事ではなく, 自分の身体で起こっている変化だったらどうですか? 感動して頂けるに違いません(私自身, これらの知識がまだ無かった時代に出会ってくれた方々には今,もう一度お会いできればと心から思います).

-Navigateではどうするのか-
人はみんな, この形, この痛み, この疲れはしょうがないものだと思い込んでしまいます.
それが当たり前になっているのです. その当たり前をぜひ崩させてください. 
新たな"気づき"が心に落ちた瞬間, 自分自身に可能性を感じられます. 
自分にワクワクしながら生きていきましょう.


ちなみに, 関連プログラムとしてこちらが開催されます. 
→アライメント調整

腰痛 × Navigate

9/23/2019

 
-進化する腰痛-
腰痛診療ガイドライン 2012(南江堂)では, 腰痛の85%が非特異的腰痛である. そう記されていました. つまり, 85%はレントゲンなどの画像診断では判定できない. ということです. しかし, そのガイドラインも6年半の歳月を経て腰痛診療ガイドライン2019[改訂第2版](南江堂)という形で新たに策定されました. そこにはなんと, 75%以上で診断が可能であり, 診断不明の"非得意的腰痛"は逆に22%に過ぎなかった*1とあります. 
今, 腰痛をどのように考えるべきなのでしょう. 

-腰痛の治療は安静よりも活動的のほうが有用である-
腰痛になったら動く気にもなれずベッドで1日を過ごすということもあるかもしれません. しかし, 実は上述の非得意的腰痛の方は, ベッド上安静よりも活動性維持のほうが疼痛(痛み)と機能の面でより優っていた. とうことがわかっています. 
2017年に発表された米国内科学会(American College of Physicians : ACP)のガイドライン*2では急性期(痛みが出てすぐの時)から慢性まで, すべての腰痛患者に活動性を維持するように指導すべきと記載されているほどです.
その他, 現在の最新のエビデンス(科学的根拠)が示す腰痛への理解としては, ①コルセットは腰痛予防に有効とは言えず, 靴に入れるインソールの腰痛予防への効果については, 効果がないとするレビュー*3 4 があり, ②インソールの使用は腰痛予防には推奨できないとされています. 
​
-多岐に渡る腰痛への対応- 
腰痛にはよく聞くヘルニア, 脊柱管狭窄症, すべり症などの骨格の問題から, 神経由来の場合, さらには内臓/血管由来のものまであります. なので, 腰痛です. はいそうですか, ではこのエクササイズを行いましょう. などは絶対に行えません. それがちょっと長距離運転したらから腰が張っています. 程度のものならいいのですが, 強い痛みや, 長年の痛みの場合はまずは病院で診断をもらうところからスタートします.

-Navigateではどうするのか-
そうは言われても病院で何を言われたを覚えきれないことや, 理解が難しい時があると思います. そこで, Navigateではお客様と一緒に整形外科を受診するところから行っています. どんな状態なのか, どんな動きに気をつけながら行えばいいのかなどをお客様-お医者さん-トレーナーの3者間で話し合うのです. 病院にトレーナーを連れて行く!?え、それはちょっと,,, そう思われる方もいらっしゃいますよね. ですがこれ, そんなに珍しいことではなく, 至って普通のことです. トレーナーはお客様のお身体に責任を持って向き合う仕事ですので, ここからここまでしかしません!と変に割り切ってしまう方がおかしな状況だと考えています. そして私(早田)は整形外科が好きなので連れて行ってください(笑).  
できるだけ, ただのトレーナーではなく, プライベートトレーナーという位置付けでお付き合いをしていただけると嬉しいです. 
今日もみなさんが身体の悩みから解放されてストレスフリーに自分の人生を歩んでいけますように.

*1 Suzuki H, et al. Diagnosis and Characters of Non-Specific Low Back Pain in Japan: The 
Yamaguchi Low Back Pain Study. PLos One 2016 ; 11 : e0160454. 
*2 Rozenberg S, et al. Bed rest or normal activity for patients with acute low back pain: a randomized controlled trial. Spine(Phila Pa 1976)2002; 27: 1487.
*3 Steffens D, et al. Prevention of Low Back Pain: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA Inters Med 2016; 176: 199.
*4 Sahar Tail, et al. Insoles for prevention and treatment of back pain: a systematic review within the framework of the Cochrane Collaboration Back Review Group. Spine(Phila Pa 1976) 2009; 34: 924. 


ランニング × Navigate

9/16/2019

 
-いざ となって走る-
最近走ったのはいつでしょう. 信号が変わりそうな時? 急に雨が降ってきた時? 新幹線の乗り換え(九州/小倉駅はたまにとんでもない時間の乗り換えがあるのです)? 様々な場面で"走る"瞬間は訪れますが, いざ!という時に走れるかどうかが肝心です. いざ!という状況になって走り出し, 呼吸を乱さず澄ました顔してその場を後にする... こんなクールな"走る"を最近経験していますでしょうか? 

-長時間走れるのは人間だけ-
人間は動くための動物である. と誰かが言っていましたが, 他の動物と違い, 人間は長時間走れるように作られた極めて稀な動物なのです. フルマラソンや100kmマラソンがありますが, それに2時間以上もの時間をかけて黙々と走れる動物は他にいません. であるならば, せっかく人間に生まれてきたからには走らないともったいない! という発想はいかがでしょう?

-走れば走るほどに-
ようやく本題です. ずばり, 走ることで得られる3つのメリットがあります.
1. 体重が落ちる 2. 疲れ知らずの体力がつく 3.  自律神経が整う

1. 体重が落ちるは, 多く語る必要もないかもしれませんが, ランニングは有酸素運動なので脂肪がガンガン落ちていきます. ダイエットするなら食事と"ランニング"がマストでしょう. 食事だけのダイエットならリバウンドしてしまいますが, ランがあればその心配は無用です. 

2. 疲れ知らずの体力がつく
知り合いの経営者, 多忙を極めるドクターや芸能人などが, ライフスタイルのルーティンの中にランを取り入れている人をみかけませんか? その方達が口を揃えて言うことは仕事でもプライベートでも"体力勝負"という表現です. どれだけ良いコンディションをどれほどキープできるかが重要ということです. ランで身につける体力は日々の仕事や, 忙しさのピークに達しているときの踏ん張れる力に代わってくれます.

3.  自律神経が整う
自律神経とは心のバロメーターと捉えてください. 針が真ん中から右に振れるのが交感神経, 左に振れるのが副交感神経だとしましょう. この針のベストな位置はちょうど真ん中です. 右に行き過ぎると呼吸が浅くなり疲れが溜まってしまい, 左に偏ると虚脱感になってしまいます. ランしている時は, 呼吸が一定のリズムになっているので, 自律神経が整いやすい環境にあります. 人間はリラックスしようと思ってもそう簡単にコントロールすることができません. しかし, 呼吸を整えることによって心が(自律神経が)整うことは可能なのです. 

-Navigateではどうするのか-
こんなに良いこと尽くしのランニング. 
しかし, 良さはなんとなく分かったが, 分かっちゃいるけどできないというのがこれまた人間ではないでしょうか? そのお気持ちに同感です. 
ですが, 走ろうと思った時に, 走れる身体にしておくことがひとまずの重要なポイントなのです. ランを始めてみようかな, と思った時に"走れる筋肉がついているか"どうかです. せっかく思い立ったのに, 走るための準備からスタートするようでは挫折しやすい環境を作ってしまいます. 
ですので, Navigateでは初めから走ることを目標に来られた方を除いて, その他全員のお客様はいざ思い立った時にすぐにでもランができるフィジカルに作り上げています. いつのまにか走れる身体になっているということです. 
ふとしたときに始めたことが意外と続いているというケースが日常の中に潜んでいます. それがNavigateでは"ラン"だったということです. 
さあ, みなさんもいつの間にか走っている人になってみませんか?
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    Author

     Wataru Soda
    Physical Trainer
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